ゲーム製作には、多くの要素があります。ステージデザインから、シナリオ、ビジュアルまで、それぞれの専門分野で、ときには数百人規模で作業をする事もあります。
アクション満載、タイタンフォール 2のシングルプレイモードは、パイロットとタイタンの絆がテーマ。プレイヤーはパイロットを志望するミリシアのライフルマン、ジャック・クーパーとなり、BT-7274とコンビを組みます。BTはミリシアが初めて製造したタイタンで、フロンティアでは珍しいバンガード級。シングルプレイの物語を通して、ジャックとBTは手を結んで圧倒的な逆境に立ち向かい、彼らに任されるはずのなかったミッションを遂行するべく奮闘します。
ゲームのキャラクターに声を吹き込むことがどのようなことなのか、ドイツ語版タイタンフォール 2でタイタンBT-7274の役を務めるFahri Yardimさんにお話を伺いました。
タイタンフォール 2はあなたにとって初めてのゲーム業界の仕事だと聞きました。いかがでしたか？
タイタンフォール 2の仕事は非常に楽しかったです。このような仕事は是非またやりたいですね。
タイタンフォール 2で、主役クラスのオファーを受けたときの事を教えてください。
もちろん、大喜びでしたよ！タイタンのような巨大で力強いキャラクターを、演じられるのと思ってくれた方がいたことを嬉しく思いました。とはいえ、大勢の中からどうして私を選んでくれたのか、疑問もありましたね。私の演技は、動きの多さや元気の良さが売りです。その後、一見ギャップのように思えるこの点にこそ、音声チームがBT-7274のキャラクターに加えたかった深みだった事に気がつきました。
正直に言うと、この役は私には荷が重いんじゃないかと思い、少し怖かったですね。スタジオの初日は、全身びっしょりになるほど汗をかきました。でも、結果的にはかなりいいものが出来たと思います。
スタジオでディレクターと一緒に仕事をするのは、どのようなものですか？
映画と同じで、音声収録ではディレクターが非常に重要です。声優経験が少ない場合は、なおさら。結局は、チームワークが全てです。じっくりと時間をかけて、BT-7274に合ったスタイルや声の調子を一緒に模索したこともありました。
ディレクターはいつも演技に影響を与えて、貴重な意見をくれます。例えば、激しいアクションシーンでハイテンションな声が求められているのに、私の演技がゆったりしすぎている、というような指摘をしてくれるんですね。
タイタンには機械らしい話し方が求められるのに、プレイヤーの感情にも訴えかけなければいけません。どのように両立させたんですか？
ディレクターと一緒に、どうやったらうまく微妙な感情を伝えるられるかを模索した、と言う感じでしょうか。こういう感情をセリフに織り込むのは本当に大変でした。セリフは確定していて、我々の感性で変更したり、追加したりすることはできませんからね。
空き時間、ゲームをプレイすることはありますか？
もちろんです！ゲームは息抜きの一種で、リラックスできると感じています。たいていは、友達と一緒にプレイしますね。ゲームの社交的な側面が大好きです。
いよいよご自身の声が収録された、ドイツ語版のゲームがプレイできるようになりますが、その時にどう感じると思いますか？ゲーム製作に携わったことで、プレイの楽しみは増すのでしょうか？
他の人よりも楽めるでしょうね。当然です！自分の声で指示を受けることになるので、ちょっと不思議な感じになるとは思いますが、楽しみです。
プロのサッカー選手も、FIFAで自分を操作するときは同じような感覚なんでしょうね。自分の声で話すタイタンの操縦席に座るのは…きっと面白いでしょう！
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