• 2024年10月3日 世界ラリー選手権ドライバー、eスポーツチャンピオン、そしてEA社員 CodemastersのJon Armstrongは夢を実現し、WRCを最高のラリーゲームにしています

    ラリーカーがダートを駆け抜ける轟音を鳴らし、ドライバーがハンドルを握り、完璧なドリフトを決めるために必要な正確な動作を準備しながら、選手権で優勝するために危険なコースを克服するスリルを思い浮かべてみてください。 

    こんな感覚を何度も味わったことのある人は滅多にいません。しかし、Codemastersの ゲームデザイナー、Jon Armstrong氏にとって、それは火曜日と同じくらい普通のことです。

    なぜならば、Jonは元ジュニア世界ラリー選手権(WRC)ドライバー、現在の欧州ラリー選手権(ERC)ドライバー、eスポーツ世界ラリー選手権の優勝者であり、WRCが世界最高のラリーゲームであることを保証し続けています。過去数年間、Jonはラリー走行への情熱を、ラリーの魂そのものを捉えたエンターテインメント体験に変え、彼にしか理解できない貴重な洞察を活かしてきました。                                                                       

    「ラリーに参加していなかったら、ラリーのゲームをプレイしていましたね」

    情熱の火花を散らす

    「私はアイルランドでラリーとモータースポーツに囲まれて育ちました」とJonは語ります。「父は主にメカニックで、日中はトラックの整備をしていました。そして週末になると、父はラリーイベントで車の整備をしていたので、私は弟と一緒に見に行ってました」

    Jonは、それがきっかけで、あっという間にラリーファンになりました。クルマの美しさから、競争の激しさまで、彼にとってラリーほど楽しいものはありませんでした。

    「一時期は、ラリーに出場していないときは、ラリーのゲームを遊んでいたね」とJonは振り返って笑います。「そして10歳くらいのとき、ステアリングコントローラーを初めて買ってもらったんだ」

    Jonは少し大きくなると、アイルランドのアマチュア・ラリーで運転する機会を得ました。そのときの結果は上々で、それから彼のスキルは成長し続けていきました。そして数年後には、世界ラリーチャンピオンシップに参戦するまでになりました。

    「素晴らしい体験でしたが、あのレベルで戦い続けるために必要な予算を維持するのは本当に大変なんです」とJonは言います。「結局、予算が足りなくなってしまったため、eスポーツに目を向けたのです」

    2018年にJonは、自らの子供時代のルーツに戻り、2018年の世界ラリーeスポーツチャンピオンシップに出場し、全世界のトップ10に入り、決勝に進出しました。 

    「私はグループでも目立つ選手ではなかったのですが、誰よりもプレッシャーには慣れていました」とJonは語ります。「なんせ、私は何年もカメラを向けられ、レース中のあらゆる動作を常に監視されながら過ごしてきましたからね。その結果、集中力を発揮して、最終的に勝つことができました」

    選手権を優勝した直後、JonはCodemastersから入社オファーを受けました。実は彼は、それ以前から既に開発者チームと話しており、『DiRT Rally』をできるだけ現実のレース体験に近いものにしたいという考えを伝えていました。

    そして、彼はオファーを承諾して、正式にチームのメンバーとして加わりました。

    「車内の感触、ハンドリング、レンズに映る汚れの感じなどを正確に教えています。それにより、私は世界で最も好きなゲームのひとつを改良することを職業とし、さらに余暇にはラリー走行を続けることができています」

     

    リアルな体験を実現

    Armstrong氏の知見は、Codemastersに大きな影響を与えています。彼のラリーに関する深い知識は、実際のラリーステージの激しく爽快な体験を反映したリアルさをゲームに吹き込むのに役立っています。Armstrong氏は、長年にわたって最高レベルのラリーゲームを世に送り出してきた素晴らしい開発チームと密接に協力し、車両のハンドリングからコースのダイナミクスに至るまで、ゲームのあらゆる要素が現実のラリーの困難やニュアンスを忠実に反映するよう、深い知識を提供しています。彼の指導は、プレイヤーを単なる観客ではなく、ドライバー本人になったような気持ちにさせるのに役立っています。

    Jonの専門知識とドライバー経験をゲームの世界に変換したことは、比類のない信頼性と没入感を持つ体験を創造するEA SPORTSの絶え間ない追求を後押ししてくれています。

    ラリードライバーとしてのハイスピードな世界から、ゲーム開発という複雑な領域への移行は、予想外の飛躍のように思えるかもしれませんが、Armstrong氏にとっては、彼の生涯にわたる情熱が自然に進化している流れなのです。 

    「素晴らしい条件の仕事だね」とJonは言います。「私はチームに車内の感触、ハンドリング、レンズに映る汚れの感じなどを正確に教えています。 ​それにより、私は世界で最も好きなゲームのひとつを改良することを職業とし、さらに余暇にはラリー走行を続けることができています」

    「この度協力することで、大好きなゲームの中でずっと見てみたかった世界を作る素晴らしい機会を得ることができました」

    夢のようなキャリア

    最近、Jonは現実世界のラリーに再び挑戦しています。彼は最近、欧州ラリー選手権に出場し、自身初となるステージ最速タイムを記録してERCランキング総合5位にランクインしました。また、最終ラウンドは2024年10月11日~13日にポーランドで開催されます。

    彼は、WRCというバーチャルな世界から現実の競技へと飛び込むことのできるこの仕事を気に入っています。

    「これ以上ないくらいの研究ですよね」とJohnは笑います。「これは最高の仕事で、CodemastersとEAの一員であることは素晴らしい体験です。なんせ、自分の夢を実現できますからね」

    Codemastersは30年以上もの間、象徴的なゲームを制作してきました。今では、世界を代表するレーシングシミュレターの制作会社となり、サウサムとバーミンガム(英国)にスタジオを構えています。そして2021年に、彼らはEA SPORTSファミリーの誇り高きメンバーになりました。

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