このコーナーでは、各地のEAスタジオを巡り、人気タイトルの 開発の舞台裏 をご紹介します。今回は上海市を拠点とするEA Chinaの様子をぜひご覧いただきたいと思います。
上海市が持つ国際的な都市という側面は、人々を魅了してやみません。上海市は中国で最も早くから発展を遂げた都市です。また数十年に渡って中国を訪れる外国人にとっては玄関口という役割も果たしています。
EA Chinaは上海市の中心部、Jingan地区(静安区)のTaikoo Hui(HKRI Center、興業太古匯)にその本部を構えています。
Jingan地区(静安区)は1930年から、上海市の中でも特にエネルギッシュなエリアとして知られています。このJingan地区(静安区)を訪れると、さまざまなエンターテインメントが楽しめる巨大ショッピングモールがたくさん目にとまります。最新ブランドや多種多様な料理、映画館やスポーツを楽しめる場所も、すぐに見つかる、エンターテインメントにあふれた地区となっています。
EA Chinaは、有名な目抜き通りWest Nanjing road(南京西路)、そして食事処が軒を連ねるWujiang road(呉江路)からわずか徒歩2分という利便性に富んだ場所に位置しています。
また、スタジオが入っているショッピングモールは、世界最大のスターバックスコーヒーがあることでも有名です。
スタジオは地上29階から32階のフロアにあり、そこからの眺めは壮観で、思わず息を飲んでしまうほどです。
上海市には有名観光地もたくさんあります。Orient Pearl Tower(オリエンタルパールタワー)、Shanghai Tower(上海タワー)、Shanghai World Financial Center(上海ワールドフィナンシャルセンター)、K11、Tomorrow Square(トゥモロースクエア)などが特に人気です。他にも数々の建物や大通り、そして橋梁など、観光する場所に困ることはないでしょう。
EAは2005年に中国に拠点を構えて、現在に至るまで事業を行っています。2008年にはPopCapが中国のゲーム市場に参入しました。PopCapはそれから3年後にEAによって買収され、EAファミリーの一員として現在も活動を続けています。
EA Chinaには現在463名の従業員が在籍し、さまざまなチームが業務に取り組んでいます。
チームにはパブリッシング、FIFA Mobile上海チーム、EA Create Shanghai、パートナー開発グループ(PDG)、POGO SHANGHAI(PSHA)、EAデジタルプラットフォーム(EADP)、開発技術ソリューション(DTS)、開発リリースエンジニアリング(DRE)、スタジオデータ解析(SDI)、人事企画、人事採用、法務、財務、IT、総務・労務サービス、税務などがあります。
EA Chinaは中国全土から従業員が集まるだけではなく、カナダ、アメリカ、ドイツ、韓国などさまざまな国の人々が働く国際色豊かな職場です。
「エーペックスレジェンズ」 、「バトルフィールド 2042」、 「FIFA」、 「ニード・フォー・スピード」 、 「ザ・シムズ」 は、スタジオが現在取り扱うゲームの、たった一部にすぎません。
休憩時間になると、オフィス内では従業員が卓球やテーブルサッカー、そしてゲーム機で楽しむ様子が見られます。 疲れを癒してくれる「マッサージチェア」は従業員の間で好評で、無くてはならない必需品です。
EA Chinaでは、ゲーム開発への向上心と卓越さを極めようとする意欲的な人々が、魅力的で協調性に富んだ職場環境で作業できるよう尽力しています。
ハッピーアワー、誕生日パーティー、チームビルディングに欠かせないランチ交流やアクティビティなど、スタッフは多くの時間を楽しみながら共有しています。また、素晴らしい成果をあげた従業員については、EA Create Shanghaiチームから表彰され、トロフィーを受賞しています。
イベントやお祝いのときには、EA Chinaの総務部門がオフィスの飾り付けを担当します。2018年の10月下旬には、オフィスがハロウィン一色となりました。スタッフは会社から提供されたコスチュームやアクセサリーで思い思いに着飾って、このイベントを一緒になって盛り上げました。
食堂にはハロウィン仕様のお菓子や飲み物も用意され、一緒に写真を撮ったりしながら、楽しい時間を共有しました。中国の職場ではハロウィンを祝うことが一般的ではないため、従業員にとっては本当に特別で記憶に残る体験となりました。
毎年恒例の年末パーティーでは、ボクシング大会が開催されました。
このスタジオではゲーム設備も非常に充実しています。ゲーム機や高性能ゲーミングPC、大型TVが取り揃えられ、オフィスの周りを囲むように設置されています。疲れたり、アイディアが出ないときは、誰でも自由にゲームを楽しんで、リフレッシュすることができます。