コミュニティーへの手紙
エグゼクティブプロデューサーのDrew McCoyが「エーペックスレジェンズ」の発表と、製作陣にとっての作品の意味、今後の展開についてお話します。
レジェンドの皆さん、こんにちは。
今日は、素晴らしい日になりました!なんとRespawn Entertainmentが、私たち製作チームが手掛けた最新タイトルの「エーペックスレジェンズ」を公開し、配信を開始したのです。 「エーペックスレジェンズ」は「タイタンフォール」の世界を拡張する新たな試みで、まったく新しいメカニズムとゲームプレイで、物語を紡ぎます。まだプレイされていなければ、現在PCとPlaystation 4、Xbox Oneで無料配信を行っていますので、ぜひダウンロードしてみてください。
私は仕事を始めてから、今日ほど神経をすり減らし、興奮し、身の引き締まる思いをした日はありません。私は今の製作チームと15年近く一緒に働いていますが、本作の製作で指揮を執らせていただけたことを光栄に感じています。この2年間、エーペックスレジェンズの製作には様々な苦労が伴いましたが、チームの全員が持てるすべてをこのゲームにつぎ込んでくれました。私たちはいま最も革新的で面白く、ジャンルを進化させるバトルロイヤルシューティングを作ることを目標にしてきましたが、本作ではそれを達成できたのではないかと思っています。
「エーペックスレジェンズ」では、何年間も遊び続けられるゲーム作りを目指しており、皆様の時間と信頼を大切にしています。私たちは皆様と同じ冒険を始めるにあたり、率直かつオープン、正直な姿勢で「エーペックスレジェンズ」のプレイヤーの皆様と関わり、サポートしようと考えています。私たちにとって、ゲームの運営を開始した今日は、皆様ひとりひとりとの大切な関係が始まる日なのです。この先には失敗もあるでしょう。バグが見つかり、かつてないほどに「楽しい」バランス調整が待っていると思います。それでも、Respawnのチームは全員がこの作品を愛しており、ファンの皆様を愛しており、「エーペックスレジェンズ」とそのコミュニティーを待ち受ける未来が楽しみで仕方ありません。ぜひ我々と一緒に、このゲームの行く末を見届けてください!
「エーペックスレジェンズ」の登場は、(我々を含め!)誰一人として予想することができませんでしたが、本作はRespawn製作陣の開発手法と精神性を体現し、面白さを追求した作品となりました。「タイタンフォール 2」の製作時、チームは「アクションブロック」という概念を導入して、ゲームデザイナーが1人ででも面白いゲームプレイ要素を提案し、チームとともにテストするという制度を作りました。それが「タイタンフォール 2」のシングルプレイヤーキャンペーンの製作に貢献し、あの有名なタイムトラベルミッション「結果と原因」を生み出しました。そして去る2017年、当社のデザイナーたちがまったく同じ手法を使って、次回作の新たなアイデアに初期プロトタイプという形を与え始めたのです。
この2年間… 私たちはいま最も革新的で面白く、ジャンルを進化させるバトルロイヤルシューティングを作ることを目標にしてきましたが、本作ではそれを達成できたのではないかと思っています。
皆様と同じように、当社のスタッフは全員がゲームを愛しています。そのためバトルロイヤルの黎明期には、多くのスタッフが様々な趣向の作品を心から楽しみながらプレイしました。またバトルロイヤルが単なるゲームモードや一過性のブームに終わらず、シューティング界に新たなジャンルを構築すると感じていました。そのため、一部のスタッフがRespawn流のバトルロイヤルのプロトタイプを試作するのに時間はかかりませんでした。できたものは非常に粗削りながらどこまでも魅力的で、誰もが続きをプレイしたいと思いました。これが、大きなプロジェクトになると予感したのです。プロトタイプに手を加えるほどにプレイの欲求は高まってゆき、チームのプレイテストは日を追って白熱していきました。
このプロトタイプをコンシューマー作品としてリリースしようと決めた時には、本作が製作チームを総動員するに値することは明らかでした。ちなみに「タイタンフォール 」シリーズには、8年という歳月を費やすことで賑やかな世界観が構築されていましたが、 「エーペックスレジェンズ」ではIMCとミリシアの二極紛争とはいったん距離を置き、これまで光の当たることが少なかった領域や魅力的な住人を取り上げようとしています。
今回私たちは、ゲームシステムの違いから魅力的なプレイ体験を作り出すだけでなく、奥深く多彩な魅力を秘めたキャラクターに感情移入ができるような、面白い世界観をお届けしたいと考えます。ゲームは様々なプレイヤーが集うインタラクティブな世界を構築する、素晴らしい媒体です。私たちはそのプレイヤーと同じくらいの多様性を持ったキャラクターたちを作りたいと思っています。
本作では様々なトレイラーや先行情報といった、リリース前のマーケティング活動をあえて控える決断をしたため、ゲームへの期待感を盛り上げる必要性ないと感じています。「エーペックスレジェンズ」が誰もが予想できなかった作品であることは確実です。そのため、数カ月を費やして懐疑的な意見を持つユーザー層の説得に努めるよりも、予告なしでゲームを配信することにしました。つまり、ユーザーにはプレイを通して作品を評価してもらい、ゲームの面白さで勝負することを目指したのです。
バトルロイヤルが単なるゲームモードや一過性のブームに終わらず、シューティング界に新たなジャンルを構築すると感じていました。
「エーペックスレジェンズ」では作品の形式とリリース戦略に、大きな変更を加えました。これは2017年後半の買収で、Respawnの企業文化が大きく変化したせいだとお考えになる方もいらっしゃるでしょう。しかし当社の全スタッフにとって何よりも大切な、好きなゲームを作る独立性と自由が損なわれたという事実はありません。「エーペックスレジェンズ 」にまつわる製作・デザイン・マーケティング・技術上の決定はすべてRespawnのスタッフが下したもの です。私たちは、皆様に愛された(と願います)作品を生み出したRespawnのままであり続けます。正直なところ、様々な新要素を搭載したゲームを発表するという選択には大きな恐怖が伴います。その決断に賛同し、支えてくれたEA社には深く感謝しています。
「エーペックスレジェンズ」の製作という長い旅を終えた私たちはこれから、本作を世に送り出し、皆様と発展させていくことになります。製作チームはすでに、今年に追加配信予定の極秘コンテンツ(詳細は近日公開予定)の製作に全力を傾けています。その第1弾として、3月にはシーズン1をローンチしてバトルパスを導入する予定です。
それまで、我々は「作戦本部」にこもってプレイ動画やフィードバックを拝見し、ライブマッチの膨大な集計データに目を凝らしながら、見つかった問題には全力で対策を行います。そしてもちろん「エーペックスレジェンズ」を皆様と一緒にプレイするという、待望の喜びも味わいたいと思います。
本日の配信を私たちと共有された、すべての方々にお礼を申し上げます。エーペックスレジェンズの未来に乾杯!
– Drew
追伸: 頼りになるライフライン使いをお探しなら、ぜひ私とプレイしましょう。それではまた、アウトランズで!