オリンパスのマップアップデートで感染が広がる

「エーペックスレジェンズ」のリードレベルデザイナー、Dave Oseiです。今回は「レガシー」アップデートでオリンパスに加わる変化についてお話したいと思います。

これまでのマップアップデートでは、デザイナーが現行のローテーションを改造することで、プレイヤーが技を学んで習得し、対戦相手に（できれば）打ち勝つことのできる、新しいエキサイティングな戦闘スペースを提供してきました。 

この最新シーズンでは、変更したい部分とその方法を特定することが最初のステップとなりました。オリンパスのマップでは以前のマップよりも探索ポイントが少ない状態で開始されたため、まずはこの点に取り組み、今後のコンテンツに活かそうと考えました。私たちはオリンパスの未来に大きな野望を抱いています。今シーズンでは、これらのアイデアが文字通り根付いているのをご覧いただけることでしょう。

宇宙から逃れてきたならず者の船団がプサマテの大気圏に侵入。船団を率いてきた船、イカロスはオリンパスに着港し、粘性のある起源不明の寄生植物をもたらします。寄生植物はオリンパス中に拡大して根を下ろし、随行していた船団はドックと同じくらい離れた場所からしか見えません。

この新しいドロップロケーションは、盆栽プラザ、ソーラーアレイ、軌道砲の間にあります。荒廃した船には大きな部屋が4つあり、多数の戦利品が用意されています。多くの部隊がここを降下場所として選ぶことでしょう。そして船の背骨に沿って散開し、息の詰まるような狭い空間で攻防戦が繰り広げることになります。

船がドックに着港する前、クロスロードは盆栽ヒルサイドから軌道砲まで見渡せる、スナイパーの楽園でした。しかし、クリアだった視界はほとんどイカロスに妨げられます。盆栽の険しい斜面を利用することはできますが、船内に押し入る際は注意が必要です。

イカロスの船内には、宇宙の彼方で研究に携わっていた科学者たちの遺体が横たわっています。遺体の一つからランダムに出現するカードキーを利用しましょう。（彼らにはもう必要ないはずですよね？）カードキーを見つけたら急いで船の正面へ行き、イカロス最高の戦利品を手に入れましょう。中から外を見下ろして、次のルートを策定することもできます。デスボックスからカードキーを奪われる危険があるので、待ち伏せされないように注意しましょう。

オリンパスのリリース前、再出撃バルーンなしのマップをテストしていました。当時は、トライデントはそれ自体が強力なローテーションツールだと感じていましたが、確信がなかったため、再出撃バルーンをそのまま維持しました。 

マップがリリースされてしばらく経った今、トライデントによってプレイヤーが選択したローテーションが容易になっている様子を確認できたため、2つの再出撃バルーンをなくすことにしました。これは、プレイヤーがより良いルートを計画的に選択できるよう促すための修正なのです。しかし、このような変更は説明を求められることが多いので、詳しく解説します。 

ゴールデンガーデンの外にあった再出撃バルーンは、付近にある多数のゾーンで何も知らないプレイヤーの上に飛び降りるにはうってつけで、多くのプレイヤーにとって厄介な「第三者の乱入問題」を悪化させていました。ゾーンの高さとバルーンの位置関係により、グロータワー、エネルギー貯蔵庫、ハモンド研究所、そして特に評判の悪かった中央フェーズゲートウェイのチョークポイントにいる部隊の上に降下することが可能になっていました。これはローテーションオプションとしては強すぎる上に、デメリットが多いという判断に至りました。 

バルーンの位置を下げることも検討しましたが、ローテーション強度を抑えるにはかなり低くしなければならないことが分かったので、単純になくすことにしました。エネルギー貯蔵庫の再出撃バルーンはこれまでと同等のローテーション強度で、プレイヤーはここに移動できますが、ゾーンに入るリスクは少し増えました。

軌道砲の外にある再出撃バルーンは、クロスロードが芝生の広がる開けた場所だった時には、特に問題はありませんでした。ですが、クロスロードがイカロスに置き換えられたことで、第三者が乱入する可能性が増加しました。これは、イカロスが視界を遮るものが多く存在する巨大なゾーンで、屋内・屋外の両方でチョークポイントがあるためです。「エーペックスレジェンズ」では、迫り来る脅威を可能な限り予測できる状態に保つことが重要であるため、この再出撃バルーンもカットしました。ただし、このゾーンにはトライデントが2機あり、サークルからかなり離れた場所から敵が来る可能性は残っているため、注意が必要です。

同様の理由から、最も高さがあった再出撃バルーンの一部（ソーラーアレイやエネルギー貯蔵庫など）も、若干低く調整しました。その目的は同じで、第三者の乱入を減らし、ローテーションの意図的な計画を促すことにあります。この変更は、直接ローテーションを早めるフェーズランナーには影響ありません。

このようなデザイン決定は決して容易なものではないため、変更に対する皆様からのご意見をお待ちしています。今後は、再出撃バルーンが第三者の乱入の原因となっているオリンパスの別のエリアやその他のマップを見直していく予定です。 

いつもプレイして頂きありがとうございます。次の「レガシー」アップデートでお会いしましょう！

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