「エーペックスレジェンズ」ランクシーズン6について

またお会いしましたね。今回も「エーペックスレジェンズ™」ランクリーグデザイナーがご紹介します。ここでは「エーペックスレジェンズ」のランクリーグシーズン6について、もう一度お話しします。いつものように目標を振り返ったうえで、その成果についてコメントしていきましょう。それから「シーズン6 - ブーステッド」の開幕に合わせて、ランクリーグがどのような内容で実施されるのか、その運用方針について詳細をお伝えします。

• 「シリーズ」という名称を廃止し、ランクリーグは今後は「シーズン」を使用します。
• 継続してプレイいただけるモチベーションを提供するために、引き続きシーズン途中でのスプリットでリセットを実施します。

ランクリーグの構想を練り始めたころ、最終的にはシーズンとは異なる期間での運用を計画していました。この手法は他のゲームでも一般的に見られるもので、開発側にも多くの利点があります。こういった経緯でランクリーグに「シリーズ」を導入し、期間が切り替わった際にはシリーズを連番で表記してきました。こうした期間設定にもたくさんのメリットはありますが、今後はランクリーグの期間をシーズンと等しくしたほうが良いだろうという結論に至りました。こういった経緯をたどって「シリーズ」を廃止することになり、既存のランク報酬についても、これに合わせてすべての変更を反映します。シリーズとシーズンでは数字が異なっており、紛らわしい状況でもありましたので、今回の変更でそれが解消されると思います。

まずはランクリーグの目標を簡単に振り返ったうえで、シーズン5の成果についてもコメントしていきましょう。非常に安定したプレイヤー分布が見られ、総じて満足できる成果になったと思っています。今後も欠かさずデータを分析し、改善が見込める場合には変更を行っていきます。

• 「エーペックスレジェンズ」に正確な実力の指標を設ける
  8月13日時点における、ランクリーグを5時間以上遊んだプレイヤーのスプリット2のランク分布は以下の通りです（カッコ内は前シーズンの値）。
  • ブロンズ: 16.21%（17.51%）
  • シルバー: 22.83%（27.2%）
  • ゴールド: 32.31%（33.7%）
  • プラチナ: 23.96%（18.82%）
  • ダイアモンド: 4.37%（2.51%）
  • マスター & Apexプレデター: 0.31%（0.2%）

  上位ではわずかですが、興味深い分布の上昇も確認できます。全体として、このような分布になったことに満足していますし、シーズンごとにランクアップを楽しんでいただければと思っています。 

• 腕利きのプレイヤーに、「エーペックスレジェンズ」をプレイした時間に対する見返りを与える
  プレイヤーがビジュアル面での違いを示せるダイブ軌道は今後もその人気を継続し、誰もが欲しくてたまらない装飾アイテムとなるでしょう。今回は前シーズンで獲得したダイブ軌道が無効となるシステムが実施された初めてのシーズンでした。シーズン4のダイブ軌道をゲットできなかったという方もいるでしょうが、ご安心ください。シーズン8で再度獲得するチャンスをご用意しています。
• 実力が対等なプレイヤーをマッチングして健全な競争を保つ
  RPベースのマッチメイキングを継続し、同程度のスキルを持つプレイヤー同士が緊張感にあふれるバトルを展開できるようにグループ分けします。運用側から見るとこのシステムはしっかりと機能しているようです。一方でスキル面で遥かに上のプレイヤーとの対戦が始まる場合があり、その点に不満があることも承知しています。現在、状況改善策を検討中です。以下で詳細をご紹介します。
• トップ層のプレイヤーが、最高のスキル水準で戦えるようにする
  マスターティアを導入したことは成功と言っていいかと思います。継続して優れたパフォーマンスを見せるプレイヤーのみがApexプレデターに留まれる状況に、私たちもとても満足しています。

シーズン変更時に獲得できる、ランクリーグシーズン5の報酬を紹介します。

シーズン中に実施されるスプリットによって変化が訪れ、さらに熱心にプレイいただけるようになりました。そのため、今シーズンも引き続き実施することにします。最初のマップはWorld’s Edgeです。9月29日にはKings Canyonに切り替えて、スプリットリセットも同時に行う予定です。

ランクリーグの導入以降、システムに関する不満が継続して寄せられています。上位ランクのプレイヤーとの対戦がよく発生するという状況についてのものです。非常にイライラしてしまう経験であることは承知しています。ただし、データ上はそれほど頻繁には発生していません。具体的には「エーペックスレジェンズ」の全プラチナプレイヤーにおいて、すべてのマッチの3%のみがマスターもしくはApexプレデターとの対戦だったというデータがあります。プラチナの方にとっては、3%でも多く感じられることでしょうし、実際に遭遇すれば不満をお持ちになることもよく分かります。ただし、全プレイヤーに対してキューの時間とレイテンシーのバランスを考えなければなりません。そのため、この問題を完全に解消することはできないということもお分かりいただければと思います。それでも、今後のシーズンでこの問題の影響を緩和できないか、さまざま変更について調査を進めています。詳細を詰めるにはまだ時間が必要ですが、変更が可能になりましたら、システムについての詳細をお伝えします。

引き続きランクリーグを評価・改善していきますが、これまでのところは順調に進んでいると思います。「エーペックスレジェンズ」のランクリーグシステムは、あらゆるスキルレベルで白熱した戦いを提供するものです。そしてランクリーグはプロのプレイヤーや、コンテンツクリエイターだけのものではありません。ゲームを熱心に楽しんでくださる皆様のものです。ゲームで腕を上げたいと願うプレイヤーやハードコアなプレイヤー、週末のみ参戦する方々ももちろんそうです。そういったすべてのプレイヤーの皆様のために、ランクリーグでのプレイを引き続き改善していきます。

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