プレイヤーの皆さん、こんにちは。
この数ヶ月間にわたり、「Battlefield™ 2042」でフォーカスされる主要領域を皆さんと共有してきました。コアフィードバックループを通じて、領域での成果の一部を披露する取り組みも行っています。シーズン1を皆さんにお届けするための作業を進めていたこともあり、私たちが主要領域をどのように取り組んでいるのか、この1年間を通じてゲームにされる変更や改善の予定についてまとめた概要をお見せしてから暫くの時間が経ってしまいました。
私たちが取り組んできたことを説明するため、私は先日「Battlefield™ 2042」のシニアプロデューサーのRyan McArthurや、クリエイティブディレクターのLars Gustavssonと対談を行い、私たちがゲームに導入する改善や今後予定されている新コンテンツや改善への手がかりについて語りました。シーズン1のリリースを来月に控えた、現段階での状況について是非ご覧ください。
主な焦点領域
シーズン1に先立ち、私たちはゲームの核との問題を解決することに注力してきました。新コンテンツをリリース際に、ゲーム体験を可能な限りベストな状態でお届けすることが不可欠だといえます。ここまで長い時間を要したことを承知しており、やるべきことは多く残されていますが、多くの方によりよいゲーム体験を感じていただいていることは幸いです。
新コンテンツが導入される前に、私たちが現時点で重要視しているのは、4つの焦点領域であることをお伝えします。
これらはゲームの大きな領域を包含しており、その中に多くの細かな変更や追加要素が組み込まれています。上の動画では、RyanとLarsが直接、現在の開発状況について説明しており、今後数ヶ月間に予定している更新や変更についてご紹介します。
マップ
この焦点領域では、今後登場予定の新マップだけでなく、既存のマップの改善も視野に入れています。
マップは空間を利用し、どこへ行くべきか、安全な移動手段があるかを判別できた時に、最高のパフォーマンスを発揮できることが分かっています。コンクエストの128人対戦ではマップを楽しんでいただいているようですが、それ以外のエクスペリエンスではこのルールに拘るべきではない、ということが皆さんのフィードバックで分かりました。来月には、シーズン1の新マップが登場します。これらの変更でより楽しく戦略的なゲーム体験を生み出していることを感じていただければ幸いです。
また、既にリリースされているマップの一部も必要な箇所については見直しをする予定です。まずは「カレイドスコープ」の再導入を進めています。先月のコアフィードバックグループでもお伝えしたように、遮断物を増やしたり、新しいフラッグポリジョンを作るなど、マップ全体を改善しています。
新たなアセットを配置するだけでなく、地形を隆起させることで視界を妨げ、歩兵がより戦略的にマップを移動できるように変更しました。最も重要なのは、これらがより戦術的な破壊をもたらし、各ラウンドの期間中、マップを確実に発展させ、攻撃側と防衛側の両方に重要なエリアでプレイするにあたっての新しい選択肢を提供することです。
また、パーク内に前線基地を追加し、タワーの近くに第二司令部を追加するなど、マップに新しいエリアを導入しています。データセンターも同様に、より多くのカバーポイントを確保するためにチームから複数のパスが用意されるとともに、特定のエリアでは戦争で荒廃した外観が新たに追加され、「2042」の設定により忠実なマップとなるよう工夫されています。
リニューアルの作業も、同様に改善をしながら順調に進めています。シーズン1以降にリリース予定のこの変更により、歩兵のゲーム体験が大幅に改善されるとともに、ゲームプレイを静かなスペースに押し込めるプレイスペースが排除され(マップからセクターAとEを削除)、そしてマップ中央におけるアクションの集約が期待されるでしょう。
ソーラーステーションは、更に多くの遮蔽物を追加しました。コンクリートの障害物や土嚢など、オブジェクトが充実し新しい戦略を与えるのに役立っています。マップ中央のセキュリティ・チェックポイントまでの地形も高低差をつけて身を隠しやすくし、変電設備はレイアウトを簡略化して広すぎる攻撃範囲を狭めています。
セキュリティ・チェックポイントとシンセコの施設をつなぐように、プレイスペースを結ぶ多数の遮蔽物を設置しました。シンセコの施設の内部にも遮蔽物が設置され、近接戦闘の水準を向上させるのに役立っています。
エクスペリエンスとゲームモード
この数ヶ月間、プレイスペースの改善に合わせて、ゲームモードでのエクスペリエンスを見直し、ゲームの質の向上にも挑戦しました。ここでは「プレイ内容の多様性と奥深さ」と「プレイ内容の選択肢」の2つを焦点に取り上げます。
0.4.1で体験していただいたように、今後は新しいゲームモードやマップを開発する際に、128プレイヤモードから脱却することにしました。
128プレイヤモードが完全に無くなることはないでしょう。XboxシリーズX|S、PlayStation® 5、PCでプレイされている方には、引き続き大人数でのプレイに最適化したコンクエストを提供しますが、このモードは64人のプレイヤーに適したより戦術的なエクスペリエンスとして維持することを決定しました。
新コンテンツの導入や既存のコンテンツのアップデートに伴い、コンクエストのエクスペリエンスにおけるセクターやキャプチャーポイントの数が少なくなることがあります。この変更によって、戦闘の流れやテンポがより良くなり、フラッグ地点での交戦に費やせる時間が増え、制圧が確定されるまでにかかる時間が少なくなります。
ブレークスルーでは、全体が64人対戦モードに移行することで、より集中して戦線を構築できるようになります。プレイヤー数を減らしたことで、戦術的に動く部隊にチャンスが生まれ、側面からの無慈悲な反撃も少なくなるでしょう。
また、シーズン1では、32人対戦に特化したラッシュを含め、オフィシャルモードを拡張・統合していく予定です。来月のシーズン発表の際に詳しくお伝えしますが、この拡張が「All-Out Warfare」で実施されることに加え、「Battlefield Portal」での初公開に続く、ラッシュエクスペリエンスのコア要素の改良についてもお知らせがあります。シーズン1からは「Battlefield Portal」の既存マップが「All-Out Warfare」のローテーションに加わり、コアモードのバリエーションがさらに広がります。
最後に、今回の動画のトピックは「Hazard Zone」の開発規模を縮小することになったことです。開発チームの全員が、この新しい「Battlefield」のゲーム体験に大きな野心と期待を抱いて開発に臨みました。しかし、「Battlefield 2042」の中にふさわしい居場所を見つけられなかったこと、そして、皆さんが最も興味を示してくれるであろうモードに集中し、エネルギーを注ぐことが大きな利益につながることは、私たちが心から認めるところです。
「Hazard Zone」は今後もエクスペリエンスの一部として残ります。しかし、今後発生する可能性のある重大なエラーや奇妙な動作に対処する以外、このモードのための新しいエクスペリエンスやコンテンツを積極的に開発することはありませんし、私たちがシーズン中にリリースするマップは「Hazard Zone」に対応しませんのでご注意ください。
コアゲームプレイ
次にスペシャリストについてお話しします。これは「Battlefield」コミュニティーで議論されている主要なトピックの1つであり、我々にとっても重要な優先事項であることは承知しています。
このテーマに対応するため、私たちはスペシャリストのゲーム体験におけるスタイルとトーンのアップデートに積極的に取り組んでいます。すでにスペシャリストのアートパスの作成も開始していて、これはこの世界における彼らの立ち位置をよりよく反映させ、よりタフで、私たちが物語の中で表現したいと考えているシリアスなトーンを感じられるようにするためのものです。
また、スペシャリストのボイスの更新も行っています。キャラクターへの没入感やつながりを壊すと思われるものを削除し、今後登場する装飾オプションでは、よりミリタリーを意識したリアリティを感じられるコンテンツを提供していく予定です。
スペシャリストのゲームプレイに関しては、デザインの大きな変更を検討しており、この作業が進行している間は、一時的な決定にコミットしたくないと考えています。先日の0.4.1におけるボリスのターレットの下方修正、先月の0.4.0におけるラオのパッシブ特性の軽い見直しなどのように、引き続き定期的にバランス調整を続けていく予定です。スペシャリストのゲーム体験がバランスの取れた、ゲームプレイに十分なバリエーションを提供できるものであるように、引き続き対応を進めていきますが、次に行うことが正しいことだと100%納得できるまでは、新しい方向性に突っ走ることはしたくありません。
スペシャリストが現在のゲームにどのように適合するかは、改善の余地があります。私たちは、これまで皆さんからいただいたフィードバックに耳を傾けるとともに、感謝の気持ちを抱いています。しかし同時に、スペシャリストを大幅に変更することは、開発に大きな遅れをもたらし、シーズン開始に先駆けゲーム体験を改善するためにすでにかかっている以上の時間が必要になることを認識しているのです。私たちは変更を予定していますが、私たちがゲームに導入する他の改善、修正、コンテンツには影響を与えないようにしたいと考えています。
基本的な構想はありますが、スペシャリストのコアゲームプレイのビジョンが固まったら、皆さんにそのアイデアを共有し、フィードバックをいただく予定です。スペシャリストのためのコアフィードバックループは当初の予定より遅くなりますが、継続的にご意見をいただき、改善につなげたいと思います。決してスペシャリストを放置するつもりはありません。スペシャリストは「Battlefield 2042」のゲーム体験における重要な要素であり、私たちはこれを達成するつもりです。
その他のコアゲームプレイの改善点としては、新しい3人称視点のアニメーションモデリングを導入し、体の動きの視認性を向上させ、敵の動きへの反応を改善することを検討しています。
ガンプレイについては、すでにアップデート0.4.0で武器アタッチメントの改良が実施されたのをご覧になったと思います。引き続き、それぞれの武器がサンドボックス内でユニークな使い道を発揮できるようにバランス調整を続ける予定です。また、武器を発射した際の感覚を改善するためにビジュアルリコイルの変更も進めています。
さらに、シーズンごとに新しい武器やガジェットが登場するのに加え、「All-Out Warfare」でのエクスペリエンスに、従来の時代における武器やガジェットの一部を導入し、武器やガジェットのラインナップをさらに充実させるという新しい取り組みに着手しています。こちらは手軽に行える変更ではないため、ある程度の時間がかかることが予測されます。これらの武器が適切にプログレッションに対応し、「2042」仕様のガンプレイにふさわしいバランスであること、そして適切なマスタリーや装飾アイテムに対応できることを確認する必要がありますが、これについては作業を開始しているので、今後さらに詳しくお伝えする予定です。
コアゲームプレイループにおけるチームプレイとソーシャルに関しては、シーズン1中にUIの改善を行います。この改善により、友達が何をプレイしているかを知り、新しいプレイモードを見つけ、参加した際に何が予想できるかを理解できるように、システム全体がより見やすくなるはずです。
最後に、パフォーマンスに関してですが、皆さんの期待に応えられるよう、ハードウェアが実現可能なフレームレートで動作する、技術的に安定したゲーム体験ができるよう、引き続き対策を行っていきます。アップデート0.4.0では、最小スペックのプレイヤーに対して、この問題に対処するための大きな一歩を踏み出しました。その結果、多くのプレイヤーの方々にCPU使用率の改善、入力時のレイテンシの改善、ローンチ時よりも滑らかでヒッチングの少ないゲーム体験を感じていただけました。
これは、私たちが引き続き対応を行っていく作業ですが、シーズン1を通して、さらに多くの改良を加えていく予定です。
新コンテンツ
来月にはシーズン1が配信され、1年間に渡って新しいコンテンツが提供されることになります。4つのシーズン、4人の新スペシャリスト、新マップ、そしてサンドボックスの拡張に役立つ新しい武器やガジェットを紹介していく予定です。「Battlefield」に初めてバトルパスが導入されることになり、無料グレードでの新しいゲームプレイアイテムに加え、無料グレードとプレミアムグレードの両方での新しいコスメティックアイテムを獲得することができます。
来月に行われるシーズン1のリリースでは、この新しいコンテンツをゲームにもたらすだけでなく、新しい快適性(QoL)の強化、不具合の修正、改善をお届けします。これは、「Battlefield 2042」への継続的なコミットメントと、昨年の11月のリリースにより損なった皆さんからの信頼を回復するという私たちの使命を示すものです。
アップデート0.4.0のリリース後、皆さんから寄せられたフィードバックにより、翌日のホットフィックスで、スタッタリングやブレークスルー64のレイアウトにおける誤ったチケットカウントの問題に迅速に対処できたことをチーム一同、感謝しています。このたび、シーズン1の開始により、私たちのさらなる努力の結晶をお見せできることを嬉しく思います。社内では、予定よりも長くコンテンツを楽しんでいますが、今後は新コンテンツの追加とゲームの改善の両面を通じ、理想的なペースでアップデートを続けていきたいと考えています。
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まだご覧になっていない方は、記事冒頭のビデオを視聴して、変更点を詳しくご確認ください。また、「Battlefield」のウェブサイト、ソーシャルチャンネル、「Battlefield」のDiscordでも情報を発信しています。
来月には、シーズン1のアップデートノートを公開し、「Battlefield」開発チームのメンバーとともに、シーズン1について、そして、ゲームに加えられる変更点について語った新しい動画をお届けする予定です。
目的達成のためにお時間をいただき、ありがとうございました <3
Freeman // @PartWelsh
Community Lead, Battlefield
本告知はコミュニティーからのフィードバックと、ライブサービスとコンテンツの開発・進展に伴い変更される可能性があります。開発チームでは、コミュニティーへの最大限の情報発信に努めています。
本ゲーム内のいかなる武器、軍用車両、装備の製造者とも提携、資金提供、支援などの関係はありません。