こんにちは。
「シーズン3:エスカレーション」が開幕しました。EMKV90-TORが皆さんに届いた今、ビークルについて、そして、そう遠くない将来に予定されているいくつかの変更についてお話する良い機会だと思いました。
シーズン3の残りの期間中に取り組んでいく内容をいくつか紹介する前に、まずはTORについて少しお話しします。
かねてから主力戦車をもう一台作りたいと思っていたので、シーズン3はうってつけの機会となりました。MBT(主力戦車)をもう一台用意できただけでなく、今シーズンはテクノロジーをテーマにしたことで、既存のラインナップと差別化することができました。
TORでは、技術的に先進的でありながら、既存のビークルと比べたときに違和感のないレールガン搭載の戦車を作ることが大きな目標の一つでした。どんなビークルであっても、戦場で違和感がないことは常に重要です。
伝統的な戦車とは一線を画すこの戦車には、乗り越えなければならない大きな壁がいくつもありました。
確実なものにしたかったのが、クックオフの効果を作り直すことです。他の戦車ではターレット(砲塔)を吹き飛ばすのを楽しむことができますが、TORではそうはいきません。従来の弾薬を持たない戦車に、このような効果を与えるのは間違っていると感じました。
TORのことを語るとき、私たちの音声チームが担当したことを抜きにしては語れません。私たちは設計を提示し、脅威的で怪物のようなサウンドを求めましたが、彼らは確かにそれを実現してくれました。銃弾が装填され、遠くへ発射される音には、本質的に満足できるものがあります。
ビークルの外観、挙動、音響、感触など、実世界からヒントを得るため、リサーチは私たちにとって大きな役割を担っています。TORでは、可能な限りのリサーチとクリエイティブな自由度を融合させ、「2042」の世界観にふさわしい戦車のパッケージングを実現しました。
EMKV90-TORの出来栄えには、本当に満足しています。私達が開発に夢中になったように、皆さんにも楽しんでいただければと思います。
TORの装備のひとつに、アクティブ保護システムがあります。
シーズン2でEBLC-RAMにこの機能を搭載したとき、他のビークルでも採用したくなることは分かっていました。また、特にM1A5やT28のようなビークルでは、皆さんから要望の多い機能であることも理解しています。
TORと同時にリリースされたアクティブ保護システムでは、この機能を完全に再構築しました。 これは、一見すると何の違和感もないでしょう。しかし、水面下では、よりスムーズに、より良いパフォーマンスで、より効率的に動作するようになります。
これにより、さらに多くのビークルにアクティブ保護システムを導入することが可能になりました。
また、TORのメインレールガンは、アクティブ保護システムによるどんな防御も打ち破ってしまうことを、まだ知らない人たちに指摘する良い機会です。だから、アクティブ保護システムが起動している敵ビークルを見たら、どうすればいいか、わかりますよね。
シーズン3では、M1A5とT28の両方にアクティブ保護システムを搭載する予定です。一旦リリースされれば、アンロックして装備することができ、現在RAMとTORに搭載されているのと同じように機能するようになります。
ターレットを搭載したビークルといえば、ターレットの回転速度にも工夫が凝らされています。
ゲームのテンポに比べ、ターレットの回転速度が遅いと感じていたため、多くのビークルにおいて回転速度を調整しました。
ターレットの回転速度は、ターレット本体と属するビークルによって異なり、合計で3種類の速度があります。
現在どのような状況になっているのか、どのようなスピードのターレットが適用されるのか、現在体験しているものとの相違点などの内訳は以下のとおりです。
M1A5 / T28
EMKV90-TOR
EBLC-RAM
EBAA ワイルドキャット
これまでと同じく、今後も時間をかけて微調整を行い、バランスを取っていきます。これらの数値は変更される可能性があります。
シーズン3の後期には、地上から30メートル以下で航空機を飛ばすと、ビークルベースの武器からのロックオンの影響を受けなくなる「レーダー非探知」が実装される予定です。
ただし、地上に近い場所での飛行にはそれなりのリスクが伴いますので、そのあたりは慎重に判断してください。低空飛行で機銃掃射を行えるのは魅力的かもしれませんが、兵士ベースのロックオンではターゲット発見に繋がってしまうので注意が必要です。飛行中にロックオンされた場合、30m以下に下がってもロックは解除されません。
また、航空機の飛行可能な高さの上限も調整される予定です。
ヘリコプターが高い位置にあるためにロックオンできないケースに対応するため、飛行可能な高さを引き下げます。
また、ヘリコプターのパイロットが最大高度で飛行し、下方に出現する戦闘機を短時間で撃墜する問題にも対処します。
ジェット機はこの調整には含まれず、現在のところ上限はありません。これによって、航空機の間でより多くのじゃんけん的なプレイ要素が最前線にもたらされることを期待しています。
では、最後になりましたが、皆さんの変わらぬサポートとフィードバックの提供に感謝申し上げます。私たちは、バトルフィールドにおいてビークルがいかに重要であるかを理解しており、快適性(QoL)の改善や新しいビークルの導入により、ビークルを最高のものにすることに専念して参ります。
シーズン4の開発にも着手しており、皆様にお見せできる日が待ち遠しいです。その前にも、シーズン3への素晴らしい追加要素が控えています。
それでは戦場でお会いしましょう!
//「Battlefield 2042」ビークルチーム
本ゲーム内のいかなる武器、軍用車両、装備の製造者とも提携、資金提供、支援などの関係はありません。