「FIFA 23」ゲームプレイ ディープダイブ
2022年7月
ピッチノート
「FIFA 23」 ディープダイブ
皆さんこんにちは。FIFAのゲームプレイプロデューサー、Thomas Caleffiです。チームのKeegan Sabatino、Rory Hilson、Danillo Abreu、Goran Popovicと一緒に、「FIFA 23」に登場するゲームプレイのアップデートについて詳しくご紹介します。
昨年と同様、次世代コンソール、PC、Stadia版限定の仕様について述べる時には ᴺᴳもしくは[NG]のシンボル/タグが付きます(ᴺᴳまたは[NG] = PlayStation®5、 Xbox Series X|S、PC、Stadia版限定)
PCについてですが、PC版「FIFA 23」のゲームプレイはPlayStation®5、Xbox Series X|S、Stadia版と同じ内容となります。PC版の「FIFA 23」にについての詳細は、今後のピッチノートでお知らせします。
この記事では、スキルムーブといった特定のゲームプレイ要素に関する特定の操作について説明します。全体の操作方法は、PlayStation®とXboxのコントローラーにおけるデフォルト設定となっています。
目次
- HyperMotion2 ゲームプレイテクノロジー [NG]
- 進化した11対11の試合キャプチャ [NG]
- マシンラーニング("ML") [NG]
- 女子サッカーアップデート
- テクニカルドリブル[NG]
- ML-ジョッキー [NG]
- 加速[NG]
- パワーシュート
- 再設計されたセットプレイ
- 攻撃
- コンポーズド・ボールストライク[NG]
- パス
- スキルムーブ
- 守備
- ゴールキーパー
- 選手切り替え
- ピッチ全域
- さらなる進化
まずはHyperMotion2の詳細についての話題から始めましょう。次世代のコンソールとPCが、新たなサッカー体験を作り出す方法について説明します。
HyperMotion2 ゲームプレイテクノロジー [NG]
「FIFA 23」では、HyperMotion2を搭載した新世代テクノロジーの第一歩を踏み出したいと考えていました。おさらいの為に説明すると、PlayStation®5、Xbox Series X|S、PC、Stadia版「FIFA 23」の基本はHyperMotionです。この技術を支える主な要素は2つ、進化した11対11の試合キャプチャーとマシンラーニングです。
これら2つの最新システムを搭載したHyperMotion2により、「FIFA 23」には6000を超えるリアルなサッカーアニメーションが現実世界のピッチからゲームに直接投影されています。
進化した11対11の試合キャプチャ[NG]
「FIFA 23」では、HyperMotionの最初の試みと比較して、モーションキャプチャの量が2倍となりました。Xsensのスーツを使用して、女子チームの試合全体を含むプロチームの激しいサッカーの2試合で、数百万フレームものアニメーションをキャプチャしました。5つの高度なスキルを要するトレーニングドリルに加えて、これらの新しいキャプチャにより、現実のサッカー要素をバーチャルのピッチで描き出すことができるようになっています。
このテクノロジーは、チーム全体のリアルな動き、女子サッカー、テクニカルドリブル、加速、コンポーズド・ボールストライク、ゴールキーパー対ヘディングの動的なバトルといったゲームの動作を支えています。
ところで、「FIFA 23」ゲームプレイ ディープダイブでは、Kantcho Doskov, Sam Kovalev, Shauna Games, and Shelden Rogersが出演する、様々なセクションの短い概要クリップも追加しています。記事全体を読む時間がない場合は、ポイントをまとめた動画で「FIFA 23」の新機能の概要に加え、新システムや実際の仕組みをご覧ください。 なお、これらのクリップは「FIFA 23」の開発中に記録されたものです。「FIFA 23」の開発完了に伴い、これらの情報が変更される場合や時間の経過とともにアップデートされる場合があります。
チーム全体のリアルな動き[NG]
「FIFA 23」では、シュートからパス、ゴールキーパーのセーブまで、ゲームプレイの多様性と没入感を向上させる新しいアニメーションが導入されました。高度な試合キャプチャ技術を使用することで試合レベルのより激しいアニメーションが収録でき、すべてのプレイヤーに臨場感あふれる体験をお届けすることができるようになっています。
マシンラーニング("ML")[NG]
HyperMotion2からの高度な11対11マッチキャプチャにより、機械学習(ML)アルゴリズムは、新機能作成時に以前利用していたよりも多くのフレームのデータを元に学習することができました。MLを使ってニューラルネットワークのパフォーマンスと精度を高め、リアルタイムで様々な動きのアニメーションを生成することが可能になり、「FIFA 23」と今後のEA SPORTS FCタイトルでの強固な骨組みを形成することができました。
「FIFA 23」では、MLによりML-ジョッキーやテクニカルドリブルなど、機械学習を搭載した様々な機能の進化と開発に繋がっています。詳細は以下をご覧ください。
「FIFA 23」の新要素
「FIFA 23」の開発中いつも心にとどめていたデザイン哲学は、私たち独自の調査と実験、それとコミュニティからのフィードバックを混合するということです。「FIFA 23」では、バーチャルのピッチでこれまでにないシステムを作り出し、既存のシステムをアップデートすることで、新次元のサッカー体験の多様化を目指しています。
女子サッカーのアップデート
「FIFA 23」の女子サッカーの試合では数多くの新規開発が行われ、ゲームプレイが試合に命を吹き込むために欠かせない要素となっています。女子の試合をよりリアルに、よりユニークにするため、専用のHyperMotion2キャプチャー撮影を実施しました。2つのプロの女子チームと一緒に行われたこのキャプチャでは、現実の動きに基づいて、女子選手に特有のアニメーションを作成できます。
「FIFA 23」で女子サッカーに追加されるゲームプレイ要素は以下の通りです。
● 新しい動き - 身長の分散に基づいて3つのユニークな動きのアーキタイプを作成し、合計で数百の異なるアニメーションを作成しました。
● 新しいスターシグネチャーランスタイル - Sam Kerrをはじめとする実在選手をベースにした複数の新しい動きのビジュアルを作成しました。
● 女子限定アニメーション - シュート、キックオフ、静止待機、祝福、スライド、パス、ボールコントロール、ドリブルなど、数百種類の新しい女子限定アニメーションが追加されました。
テクニカルドリブル [NG]
「FIFA 23」では、アクティブタッチシステムを使用し選手がボールに向かう道筋をよりインテリジェントに計算する新しいドリブルシステム、テクニカルドリブルが登場します。
進化した試合キャプチャで収録した数百ものアニメーションと、各タッチの間でアクティブになるMLフロー(機械学習)によって、テクニカルドリブルを実装しました。ボールをコントロールしながらの動きが向上し、ターンやドリブルがよりレスポンシブに感じることを目標としています。
テクニカルドリブルは左スティックの新しいデフォルトのドリブルスタイルで、どの選手でもテクニカルドリブルが行えますが、ドリブルの質は選手のドリブル能力に大きく左右されます。以下は、テクニカルドリブルに最も影響を与える能力のリストです。能力が高いほどより良い効果が得られます。
● ドリブルとボールコントロール - ドリブルタッチの精度
● ドリブル、敏捷性、リアクション - アニメーションの速さ
● ドリブルとボールコントロール - ボールとドリブルする選手の距離が近いか遠いか
● ドリブルとリアクション - ボールを持っている選手がドリブル中に維持できるスピード
● ドリブル、敏捷性、バランス、リアクション - ボールを持つ選手がドリブルアニメーション間で移行するスピード
この能力は、他のシステムやアクションにも使用されます。
テクニカルドリブルは、左スティックだけを使用している場合にのみ機能します。ドリブル変化または他のドリブルシステム(アジャイルドリブル、ストレイフドリブル、シールドドリブル、スロードリブル、コンテクスチュアルドリブルなど)は、テクニカルドリブルとは別個のシステムです。
ML-ジョッキー[NG]
ML-ジョッキーは、 ジョッキー(PlayStationコントローラーでL2 || XboxコントローラーでLT)もしくはスプリントジョッキー(L2+R2 || LT+RT)の際に、アタッカーに追いつくときの操作性とレスポンスを向上させます。
ML-ジョッキーでは、以下の2つの大きな目標を念頭に置いて設計しました。
- 機械学習アルゴリズムの使用法をプレイヤーが全て操作する機能にまで広げること。
- テクニカルドリブルへの対抗策を作り、ディフェンス時の選択肢が増やし、さらにコントロールの戴冠を向上すること。
現実世界の状況から学ぶ機械学習テクノロジーにより、ジョッキーシステムをアップデートし、リアルタイムでアニメーションを書き込んでジョッキーの滑らかさと一貫性を高め、選手の行動とポジショニング能力を向上させます。ジョッキーとスプリントジョッキーには、より多様で自然なアニメーションを作成して表示する、別々のニューラルネットワークが搭載されています。
「FIFA 23」でML-ジョッキーがジョッキーに及ぼす主な効果はこちらです。
- ジョッキーする選手は様々な角度からターンができ、守備範囲を広げます。
- スプリント速度が速い時にもジョッキーに入る際に大きく減速し、プレイヤーが本物らしくない速いストップや速いターンに頼りすぎにくくなります。
- 守備意識能力は、ジョッキーの次の要素に影響します。
- スプリントジョッキー中の最高速度。
- スプリント速度の能力はジョッキー速度に影響しません。
- ジョッキーとスプリントジョッキーの間の移行速度。
- ジョッキーからスプリントに入った際に、スピードと加速がどれだけ維持されるか。
- 加速能力と同様に、ジョッキー中の加速。
- 守備意識の能力が高いほど、上記のジョッキーの動きが速くなります。
- スプリントジョッキー中の最高速度。
- ペナルティエリア内でジョッキーをする選手が、手を背中側に回せるようになりました。
また、女子の試合をキャプチャしたアニメーションでML-ジョッキーネットワークを学習させ、女子サッカー特有のユニークなジョッキーを作りました。
加速タイプ[NG]
加速タイプは選手の移動システムを拡張して、選手をユニークなアーキタイプに分けるシステムです。これにより、「FIFA 23」でプレイヤーごとの加速能力を際立たせ、個性を表現することが可能になります。
この機能は現実のサッカー選手の個性を元にしたものです。同じようなスピードの選手でも、ピッチ全体で全く異なる動きをしています。ほとんどの選手は、私たちが控えめと呼ぶデフォルトの加速タイプにフィットしますが、爆発的と長いという2つの新しいタイプを用意しました。
加速のタイプ
- 控えめ - 「FIFA 23」のほとんどのプレイヤーは「控えめ」タイプに分類され、一律に加速します。
- 爆発的 - 短距離をカバーして相手より早く優位に立つ、スプリント距離が短くて敏捷な選手です。その代わり加速の最初のバースト後に減速します。
- このような選手はスプリント直後は速いですが、加速度は遅くなります。
- 長い - 身長が高く強い選手は、トップスピードに達するには少し時間が必要ですが、十分な距離があれば誰にでも追いつくことができ、追い越すこともできます。
- これらの選手は直後は遅いですが、長距離では活躍できます。
要するに、爆発的の選手は、短距離で活躍できる可能性があり、例えばスルーパスの後にブレイクアウェイなどで長距離を走って活躍する長いの選手とは対照的です。
加速のタイプは、身長、敏捷性、パワーの能力の組み合わせに基づいて自動的に選手に割り当てられます。それでも、加速とスプリント速度が選手の総合スピードを決める大きな要因です。
加速のタイプが割り当てられる条件はこちらです。
- 爆発的:
- 敏捷性 >= 65
- (敏捷性 - パワー) >= 15
- 加速 >= 74
- 身長 <= 180 cm(~5'11")
- 選手の例: Vinícius Jr.
- 長い
- フィジカル >= 65
- (フィジカル - 敏捷性) >= 14
- 加速 >= 55
- 身長 >= 174 cm(~5'9")
- 選手の例: Virgil Van Dijk
- 控えめ - 上記の他の2つの条件を満たしていない選手。
- 選手の例: Son Heung-min
選手の加速タイプは、試合中にチーム管理画面で確認できます。
加速タイプはキックオフ直前に計算されるので、試合前に発生する能力の変化(連携、士気など)の影響を受けますが、試合開始後に発生する能力の変化(スタミナやPERKの喪失など)の影響を受けない点に注意してください。
パワーシュート
パワーシュートは、時間がかかり入力精度が要求されますが、より強く精度が高いシュートが打てる、新しいスキルベースのシュートタイプです。
パワーシュートのの操作方法はこちらです。
- PlayStation®コントローラーでL1+R1+O || XboxコントローラーでLB+RB+B
パワーシュートを成功させるには、このような点を考慮しなければなりません。
- パワーシュートを打つにはが大きく足を動かすため、ボールを持っている選手の周りに十分なスペースが必要です。
- パワーショットはデフォルトのアシストシュートと異なり、プレイヤーの狙いに大きく依存するため、通常は正確に狙う必要があります。
パワーショットを追加したのは、自分チームのスペースを切り開き、狙いが正確なプレイヤーに報酬が与えられるよう、シュートの腕前を活かせる機会を作るためです。
パワーシュートに最も影響する能力は以下の通りです。
- シュート力、 決定力(ペナルティエリア内の場合)、ロングシュート (ペナルティエリア外からシュートを打った場合)、 冷静さです。
- こうした能力は、パワーシュートの精度だけでなく、必要なスピードや狙いの精度にも影響します。
- 前に述べた能力の値が高いほど、パワーシュートを打つ能力が高くなります。
初回もしくはボレーのパワーシュートは新しいコンポーズド・ボールストライクシステムと連動し、選手がボールを得てすぐに強力なシュートアニメーションを発動できます。この記事では、コンポーズド・ボールストライクについてもう少し詳しくお伝えします。
再設計されたセットプレイ
今作では、セットプレイがあらゆるスキルレベルのプレイヤーにとってよりやりがいのある直感的なプレイになるようにしました。新システムでは、より正確にボールを目標めがけて飛ばす方法を作りたいと思っています。
フリーキックとコーナーキック
フリーキックとコーナーキックでは、ボールを蹴る位置をより直感的な方法で選択できるようになりました。フリーキックとコーナーキックをもっと現実味のあるものにしたいと考えています。
左スティックではカメラを移動し、キックの方向を変更できます。右スティックでボールの向こうのレティクルを操作して、カーブ、高さ、キックのスタイルを決めましょう。この際に表示される軌道では、ボールが最初の数メートルをどのように進むかのプレビューを示します。
次の選手の能力は、新しいフリーキックとコーナーキックシステムで影響を与えます。
- カーブ- ボール弾道で最大でどの程度までカーブがかかるかを決定します。
- カーブ能力が高い選手は、ボールに適用されるサイドスピンとトップスピン・バックスピンの最大値が高くなります。
- シュート力 - ボールの速度を決定します。
- クロス - コーナーキックとフリーキックのロブパスの最高到達点の高さを決定し、スピードを損なうことなくコントロールを高められます。
- クロスの能力が高い選手は、精度にあまり影響を及ぼさずにパワーの高いロブを行えます。
- フリーキックの精度 - フリーキックの最大精度が決まります。スピードを損なうことなく、より自在にコントロールできるようになります。
- フリーキック精度の能力が高い選手は、パワーが高くても精度にあまり影響が及ばないシュートが打てます。
壁の後ろに寝そべる
「FIFA 23」では壁の下側からシュートを打つことも選択肢に入ってくるため、こうしたフリーキックに対する新たなディフェンス方法を導入します。ディフェンス時に、選手を壁の後ろに寝そべらせることができるようになります。
- 壁となる選手を追加するのと同様、左スティックで選手を壁の裏側に近づかせられるようになります。同時に横たわることができる選手は1人だけです。
- 選手を移動させるには、横になっている選手を左スティックで操作して移動させてください。
ペナルティキック
「FIFA 23」ではフリーキックやコーナーキックに加え、PKも見直されました。選手の冷静さを重視し、PKを以前よりもやりがいのあるものにしたいと考えています。
PKのスポットまで歩いていくときに、選手の「冷静さ」の能力に応じて 冷静さを示すリングが縮小します。正確かつ力強いPKを蹴るには、リングが最も小さくなるタイミング、つまりボールの端に触れる瞬間にシュートを打つのが理想的です。
左スティックでシュートの狙いを定めましょう。照準が見えなくても、ネットを通り越してしまうことを心配しなくて大丈夫です。狙いはネット内側のポストから約3フィートのところに設定され、狙いが固定されるので中央に自動で戻ることもなく、狙った位置をキープする必要はありません。ここでの意図は、キックのタイミングとパワーにより集中できるようにすることにあります。
PKを蹴るときに注意すべき点は主に以下となります:
- 冷静さのリング
- 冷静さの能力 - 冷静さはリングが縮小する速さと、完璧なタイミングとなる時間枠の長さに大きく影響します。
- 冷静さのリングのタイミングは、シュートを枠内に飛ばして精度を上げるうえでとても重要です。
- 正確なシュート
- PKの能力 - シュートの精度に影響します。
- シュート力の能力 - シュートのパワーと、シュートがゴールサイドのどこまで届くかに影響します。
- シュートの力を込めすぎると、枠を完全に外してしまう場合があるので注意してください。
- ポストの端を直接狙うことはできません。上記のポイントをおさえて、ゴールキーパーが届かない位置にシュートを打ちましょう。
- PKからタイミングフィニッシュを撤廃したため、シュートをロックした後にもう一度ボタンを押す必要はなくなりました。
サッカーの魅力をもっと楽しもう
サッカーの変化に富んだ魅力をバーチャルのピッチで再現するため、ゲームの既存の様々な要素を拡充しました。コアとなるゲームプレイの改善点と、新たなシステムについて見ていきましょう。
攻撃
シュート
「FIFA 23」ではシュートに大きな焦点を当てています。パワーシュートの他にも、主なアップデート内容を以下で紹介していきます。
- シュート(セミアシスト)の見直し
- ゴールにより近い位置で得点を狙うほど精度が大きく上がり、遠い位置から狙うと枠を外しやすくなります。
- 精度はうまく狙いを定めるほど高まり、同じ位置からのシュートでも、アシストされたシュートの精度が倍になることもあります。
- この変更の目的は、高いスキルを持つプレイヤーがセミアシストのシュートで上手くプレイし、シュートをより自在にコントロールできるようにすることです。
- ゴールにより近い位置で得点を狙うほど精度が大きく上がり、遠い位置から狙うと枠を外しやすくなります。
- 低いシュート - これらのシュートは、プレイヤーが低いパワーでシュートを打ったときにのみ発生します。
- パワーバーの最大40%までが低いシュートになります。
- 通常のシュート、高精度シュート、パワーシュートでも同様です。
- これまでの低いドリブンシュートのコマンドは使用できなくなり、パワーシュートに置き換わります。
- アウトサイドの入力
- L2 || LT ボタンでアウトサイドのシュートを打てるようになりました。
- これはフレアシュートと共有で、アウトサイドのシュートと併せて特に強いシュートを打った際に特別なアニメーションが発生する可能性が高くなりました。
- アウトカーブの特性を持つ選手の場合は、アウトサイドのシュートの優先度が上がります。
- L2 || LT ボタンでアウトサイドのシュートを打てるようになりました。
- シュートの種類 - 「FIFA 23」では、落ちるシュート、下方向のシュート、サイドキックのシュート、スライディングシュート、バウンドシュートをより頻繁に目にするようになります。
- ダイビングヘッドの刷新 - ダイビングヘッドのアニメーションが新たに追加され、より頻繁に、より適切な状況で発生するようになります。
- アニメーションの刷新
- 新しいアクロバットシュートを含む、数十種類の新しいアニメーションによるボレーを追加しました。
- ジョギング中のパワーが高いアウトサイドのシュートと弾丸シュートを追加しました。
コンポーズド・ボールストライク[NG]
HyperMotion2によるコンポーズド・ボールストライクにより、ボールをダイレクトにコントロールすることが求められる特定のシュート状況で、選手の動きがよりスムーズになります。コンポーズド・ボールストライクの目的は、ダイレクトのパワーシュートやその他のダイレクトシュート、空中にあるボールに対して行うシュートを輝かせることにあります。
コンポーズド・ボールストライクシステムを生み出す新しいアニメーションは、当社のアドバンスマッチキャプチャによって実現し、「FIFA 22」で導入されたコンポーズドボールコントロールを改良したものとなっています。
パス
「FIFA 23」のパスでは、より多くのオプションと種類をプレイヤーに用意したいと考えています。最も重要な変更点は以下のとおりです:
- コンペティティブパス
- 改善されたセミアシストのスルーパス
- 特定のケースではアシストがあまり働かないことがあります。主にプレイヤーの狙いが一定以上に正確な場合や、正確さが足りない場合です。こうした状況では、よりプレイヤーにコントロールが委ねられて新たな可能性を見つけることが可能となっています。
- セミアシストのロブスルーパス
- これはアシストされたロブスルーパスよりもプレイヤーの狙いが反映される新しい設定です。
- ロブスルーパスは、利用可能な場合、マニュアル/アシストに設定することもできます。
- セミアシストのロブ
- これは、アシストされたロブよりもプレイヤーの狙いが反映される新しい設定です。
- パスの受け手のロック設定:パワーアップ
- これは、パスボタンを放すか、パワーバーがフルパワーに達するかのうち、どちらか早い方のタイミングでパスの受け手が選択される新しい設定です。
- クロスゾーンの拡大 - 通常のクロスゾーンを拡大し、ペナルティエリア付近からでもクロスを上げられるようにしました。
- これはSon Heung-minのようなワールドクラスの選手が、このエリアから味方に危険なクロスを上げるプレイを参考にしています。
- 改善されたセミアシストのスルーパス
- アウトサイドパスの入力
- L2 || LT ボタンでアウトサイドパスを出せるようになりました。
- これはフレアパスと共有で、アウトサイドパスと併せて特に強いパワーのときほど特別なアニメーションが発生する可能性が高くなりました。
- アウトカーブの特性を持つ選手の場合は、アウトサイドパスの精度が上がります。
- L2 || LT ボタンでアウトサイドパスを出せるようになりました。
- ゴールキーパーの足でのパス - ショート/ロングパスの能力が低いゴールキーパーでも、より安定してパスを出すようになります。
- 新しいアニメーション - ボレーでのパス、新しい背中およびヒップでのフレアパス(読み間違いではありません!)、ハイパワーのアウトサイドパス、アウトサイドロブ、アジャイル/エクステンデッドパス、キックオフの新しいアニメーションが数百種類追加されました。
スキルムーブ
「FIFA 23」に4つの新しいスキルムーブと3つの新しいフェイクシュートを追加しました。これには、スキルムーブ4つ星以上のMbappéのような選手が使用できる爆発的なシュートフェイクも含まれます。さらに、左足のスキルムーブもゲームに実装されました。
注:操作説明には以下の略称が使用されます:LS = 左スティック、RS = 右スティック。
新しいスキルムーブ
- 時間差フェイント (星3):
- L2 || LT 長押し + RS 左にフリック、RS 右にフリック、 または
- L2 || LT 長押し + RS 右にフリック、RS 左にフリック
- L2 + R2 || LT + RTでキャンセル可能
- ヒールトゥーボールロール (星4):L1 || LB 長押し + RS 前にフリック、RS 後ろにフリック
- 左スティックの入力でスキルムーブの方向を決めます(左か右)
- ヒールフェイク (星5):
- L2 || LT 長押し + RS 左にフリック、RS 右にフリック、または
- L2 || LT 長押し + RS 右にフリック、RS 左にフリック
- 立った姿勢でのみ使用できます。
- ダイレクトフェイントターン (星1):L1 長押し + R1 + LSを後ろにフリック || LB + RB + LSを後ろにフリック
- このスキルムーブはダイレクトでのみ行えます。
新しいシュートフェイク
- 爆発的なシュートフェイク (星4):シュートフェイク + ランニング中にLSをフリック
- 加速とスプリント速度の能力が85以上必要です。
- このスキルムーブは全方向に行うことはできません。
- (ジョギング中の)オープンアップシュートフェイク (星1):L1 ||LB + シュートフェイク + LSを右または左にフリック
- このスキルムーブは、LSの入力に応じて選手を右または左に動かします。
- (立ち状態の)オープンアップシュートフェイク(星1):L1 ||LB + シュートフェイク + LSをフリック
- このスキルムーブは、ボールを持っている選手の向きに対して後ろに行うことはできません。
スキルムーブの入力変更
- スーパーフリック (星1):RSを任意の方向に倒すか押し込み、R3 || RS 長押し + LS 任意の方向
- RS/R3を押し続けるとフリックが遠くに上がり、フリックの距離は右スティックを長押しする時間によって変化します。
- ブリッジスキル(星4):L2 || LT 長押し + RS 前にフリック、RS 後ろにフリック
- ファーストタッチフェイク:L1 長押し + R1 + LS 前 || LB 長押し + RB + LS 前
- このスキルムーブはダイレクトでのみ行えます。
左足スキルムーブ
次のスキルムーブに左足のバリエーションが追加され、左利きの選手が次のスキルで利き足を使用するようになりました。
- エラシコ、リバースエラシコ、トリプルエラシコ
- ドラッグバック(ジョギング/スプリント)
- シンプルレインボウおよびアドバンスレインボウ
- ホーカスポーカス
- フリックオーバー(ジョギングのみ)、ソンブレロフリック、自分へのフリックアップ
- ランニング中のフェイクドラッグ
攻撃ポジション
「FIFA 23」では攻撃の多様性を促すため、攻撃時のポジショニングに変更を加えました。主な変更内容はこちらです:
- チームメイトのダブルサポート
- 味方を1名以上呼んでボールをサポートします。
- R1/RBを2回タップすると、このサポートを要求できます。
- 味方を1名以上呼んでボールをサポートします。
- レジスタ選手への指示
- ミッドフィルダー向けの新しい選手指示を追加しました。これによりミッドフィルダー向けが常にボールを要求し、ボールを持つ味方に寄っていきます。
- CDMにのみ適用できます。
- オフサイド意識の向上[NG]
- 選手がオフサイドになりにくくなり、走らずに止まる頻度が増えます。
- 選手がブレイクアウェイ時に、ボールを持つ選手の後ろに留まろうとします。
- 相手を引きはがす走りの増加[NG]
- ぴったりマークされている選手は、ポジショニングの能力が85以上であれば、走る方向を変化させてディフェンダーを引きはがすことができます。
- ディフェンダーをブロック[NG]
- ターゲットマンの指示を受けた選手や、フィジカルの強い選手(フィジカルの能力が85以上)を持つ選手が、ペナルティエリア内でディフェンダーに背中を当てにいきます。
- この動きを利用して、ボールを受けた後に反転してディフェンダーと距離を取ったり、味方にボールを落としたりできます。
- アップデートされた戦略的A.I.[NG] - このアップデートにより、選手が長く静止したままになることがなくなり、選手の動きや試合の流れにバリエーションが生まれます。
- 相手のペナルティエリアにいる時やビルドアップ中に、ボールを持つ選手により攻撃的なサポートが行われます。
ボールのコントロール
ボールコントロールはゲームの重要な要素であり、今作では滑らかなプレイを実現するために、新しいシステムを追加してボールコントロールの改善を行っています。
- ステップイン - フィジカルの強い選手がボールをコントロールする際にディフェンダーの進行方向に入り、自分より弱い選手との接触時に大きな間隔が空くようになります。
- L2 || LT を押して離すと、ステップインを行います。
- 状況に応じて「ボールを動かす」 - これはグラウンダボール時に、左スティックが約180度の位置に入力され、緊迫度が低く選手の位置がゴールライン際ではない場合にのみ、状況に応じて発生します。
- シールドプッシュバック - ボールをシールドしている間、左スティックを後方(相手の方)に倒すと、選手が自分の体で後ろの選手を押そうとします。
- 安定したスライドトラップ - 数十の新しいアニメーションを追加してシステムを刷新しました。これは主にボールが外に出ないようにするために使用されます。
- シールドトラップやスライドトラップを含め、数百の新しいアニメーションを追加しました。
- また、数十のマルチタッチとコンポーズドボールコントロールのアニメーションを追加しました [NG]
守備
ゴールキーパー対ヘディングの動的なバトル [NG]
「FIFA 23」では動的な空中戦を進化させ、ゴールキーパーとヘディングする選手のインタラクションをさらに強化しています。 キーパーがより自信を持ってクロスをキャッチするよう、数多くの新しいインタラクションを導入しました。これにより、キーパーがボールを確実に取ってくれるという安心感が高まります。これらのアニメーションは、対戦相手や味方とのインタラクションが起こると発生します。
ゴールキーパー
それでは今年のキーパーに関する最新情報をチェックしましょう。
- ゴールキーパーの視界 - 視野が他の選手に塞がれていると、ゴールキーパーの反応が遅くなります。
- この変更の目的は、ブロックされた視界の状況をよりリアルに再現し、ゴールキーパーに新たなチャレンジをもたらすことにあります。
- 反射神経とリアクションの能力により、視界の状況がゴールキーパーのセーブ能力に与える影響は異なります。
- GKのスロー - 投げるボールのスピードや精度が向上し、より効果的な軌道を描くようになりました。
- GKのドリブンロール - R1 + X || RB + A
- キーパーは、従来のドリブンスローと同じ様にドリブンロールを行うことができます。
- ゴールキーパーに行われた最新の改善点を全て実装し、Be A Goalkeeperモードを改良しました 。
- 反射的なセーブや膝でのセーブなど、アドバンスマッチキャプチャ [NG]による新しいセーブアニメーションを複数追加しました。
- グローブの調整、チームメイトへの指示、セーブ後のアニメーション、失点後の新しいリアクション、ニアミスシュートへのリアクションなど、個性を高める新しいジェスチャーが追加されました。
ディフェンス時のポジショニング
AIの挙動が改善されたことで、守備のポジショニングに影響を与える変更が数多く行われました。さらに、新たなシステムを使用できるようになります:
- 部分的なチームプレス(PTP)
- R1 || RBをダブルタップして長押し
- 部分的なチームプレスでは味方の2人の選手が、相手がパスを出そうとする選手をぴったりマークします。
- PTPは大きな効果をもたらす一方、慎重に使用しないと選手がポジションを外れてしまうリスクもあります。
- 味方の選手はR1 || RBを離すか、選手が入れ替わるか、チームメイト囲い込みのスタミナが切れるまでマークを続けます。
- 戦術変更 - 戦術深さ
- 両極端に位置する戦術的深さに大きな差別化を図りました。
- 浅いディフェンスのチームはディフェンスラインを上げるので、相手が後退した際に素早く戦線を押し上げます。
- ディフェンスが深いチームの選手は後方の位置を保ち、ラインを上げません。
- 両極端に位置する戦術的深さに大きな差別化を図りました。
- 素早い守備意識[NG]
- 守備意識の能力は、自分の守備範囲ゾーンの外にいると気付いたときに、どれだけ早く元のポジションに戻れるかに影響します。
- 一般的には、ディフェンダーのレートが高いほどはすぐに守備範囲に戻り、守備の空白を埋められます。
守備的アクション
守備能力を発揮できる機会を増やし、ディフェンス時もマニュアルでの操作を奨励するため、守備側で可能となる要素を追加しています。
ブロック
反射的ブロックは、ディフェンダーが落ち着いてブロックするのに十分な時間がない時に発動する、自然なブロックシステムです。このようなブロックは、最近の物理エンジンの改良に基づいて、ボールが斜めに当たってそれるような動作をする可能性が高くなります。
ユーザーもしくはAIが操作する選手の自動ブロックと手動ブロックに行われた改善についてご説明します。
- ブロックの基本範囲は3種類になりました。
- ユーザー操作の選手 マニュアルブロック: ~ 1.8m(6フィート)。
- 手動ブロックはB || Oで行えます。
- ユーザー操作の選手 自動ブロック: ~ 1.4m(4.5フィート)。
- AI操作の選手 ブロック: ~ 1m(3フィート)。
- ユーザー操作の選手 マニュアルブロック: ~ 1.8m(6フィート)。
- 大きく方向を転換する際には、すべてのブロックのスケーリング範囲が縮小されます。
- 選手が動いていると前方方向へはブロック可能距離全体に到達できますが、反対方向のブロック距離が大幅に減少します。
- 反対方向のブロックのリーチの減少度は、選手の走る速度と方向に基づいて決定します。
タックル
今作のタックルでは、やって来るアタッカーに対するディフェンスの方法を増やし、正しい判断を下せばディフェンスのゲームプレイにさらにやりがいを感じられるようにしました。
ハードスライディングは新しいスライディングのタイプで、アタッカーからボールをはがしたいものの必ずしもボールをキープしなくても良い、急を要する状況で使用するように設計されています。
- ハードスライディングの操作はR1 + Square || RB + Xです。
- ハードスライディングの成功に影響を与えるのは、スライディング、守備意識、積極性の能力です。
新しいバックヒールタックルでは、高いレートを持つディフェンダーに対するタイミングの遅いタックルが成功する可能性が高まります。
- このタックルを仕掛けるには、ディフェンダーの高い守備意識とタックルの能力が必要です。
タックルに加えられた追加の変更をいくつかご紹介します。
- タックルは、フェイントの方向やその他の動きを正確に予測する選手に報酬を与えることを目的としています。
- スライディングはアクティブタッチシステムの一部となり、レスポンスが良くなったほか、タックルの結果も良くなりました。
- タックルでボールを奪う際には、ディフェンダーの体がアタッカーの正面に出る場合があります。
- ボールを失った選手は、その後にリクエスト無しのタックルを試みなくなります。
さらなる守備の変更
プレイヤーの守備の選択肢を増やすために、既存のゲームプレイに関していくつかアップデートを行いました。
- ボールのシェパーディング
- 選手の体でボールがピッチ外に出るよう誘導できるようになります。この動作は相手選手がボールを獲得しないよう自分の選手にシールドをさせるものです。相手が最後に触れたボールを確実に外に出し、セットプレイで自分のチームがボールのコントロールを得られるようにします。
- ボールシェパーディングには、左スティックを入力せずにL2 || LTを長押ししてください。
- 相手が最後にボールにタッチしていて、ピッチからボールが出そうな時、最も近い選手でアクティブになります。
- シェパーディングは状況に応じて発生する場合もあります。
- ボールクリアの改善
- ボールクリアで次の能力が使用されるようになります。
- 守備意識、ロングパス、ヘディングの精度です。クリアを行うのが足か頭かによって使用する能力は変化します。
- これらの能力はボールクリアの効率と質を決定します。
- バイシクルクリア - L2 + O || LT + B で、必要に応じてクリアを行えます。
- 新しいアニメーションが追加され、ボールクリアの選択肢が増えました。
- アクロバティッククリア、アジャイルボレークリア、ボレークリアの延長、そしてボレーです。
- ボールクリアで次の能力が使用されるようになります。
選手切り替え
プレイヤーの皆さんからのフィードバックを毎年取り入れる中で、「FIFA 23」では、プレイヤーが選手の切り替えを自在にコントロールできるように新たな設定を追加しました。
- アダプティブな右スティック切り替え
- 右スティックでの切り替えの新たな設定です。
- 右スティックを1方向に長く倒すと、遠くにいる選手に切り替わります。
- 入力でピッチ上のどこを狙うかを示すビジュアルインジケータが拡大します。
- 右スティックをフリックすれば、これまでの切り替えと同じように、その方向に一番近い選手に切り替えられます。
- 新しい切り替えシステムの目的は、右スティックを複数回フリックしなくても、遠く離れたプレイヤーに簡単に切り替えできるようにすることです。
- 右スティック切り替え基準 - この設定は右スティック切り替えの基準点を設定します。
- 基準にできるのはボールもしくは選手です。
- アイコン切り替えが、基準がどちらでも使用できるようになりました。
- 次の選手への切り替え表示の改善
- Co-Opをプレイ中に、次の選手への切り替え表示が見られるようになりました。
- 次の選手への切り替え表示は、チームメイト囲い込みとは別個で表示されます。
- チームメイト囲い込み中でも、次の選手への切り替え表示は適切な選手に移動します。
ピッチ全域
対戦用の設定/対戦マスター切り替え
一部のモードでは必須となりますが、すべてのプレイヤーがすべてのモードで対戦用の設定を適用できるようになります。
対戦マスター切り替えで自動的に対戦設定がオンになるモードを以下に示します。
- FUT Rivals、FUT Champions、アルティメットドラフト(オンライン)
- オンラインシーズンと協力シーズン
- プロクラブ
- FUT フレンドリーでは、対戦用の設定切り替えがデフォルトでオンとなっていますが変更可能です。
対戦設定に関するアップデートをご紹介します。
- ロブスルーパス設定を追加しました 。
- 対戦マッチでは、セミアシストがデフォルトになります。
- セミアシストとマニュアルの切り替えが可能です。
- 守備設定を追加しました。
- タクティカルディフェンスに固定されています。
ルール
今作のルールには大きく変更が加えられた箇所があります。
- 交代5回ルール
- 「FIFA 23」では交代5回ルールを再度採用するリーグや団体が増え、オンラインシーズンとシーズンのCo-Opマッチを除き、各試合で最大5人の交代を行えるようになります。
- 新しいオフサイドアドバンテージ表示
- オフサイドアドバンテージが発生したことを示すアイコンが画面の隅に表示されます。
- 守備側はL2 + R2 || LT + RTでオフサイドを要求でき、アドバンテージをなくす事ができます。
- オフサイドをキャンセル
- オフサイドのボールに向かって走っている攻撃側の選手は、スーパーキャンセル (L2 + R2 || LT + RT) で動作をキャンセルできます。これでプレイから外れるとオフサイドは発生しません。ゲームを進行させ、守備側にオフサイドアドバンテージを発生させる可能性があります。
- 審判の厳しさの設定
- オフラインモードの新しい設定です。試合中の審判の厳しさをプレイヤーが設定できます。
- 含まれるオプションには、とても寛大、寛大、 初期設定、厳格、とても厳格があります。
- オンラインマッチでは初期設定の審判の厳しさを使用します。
選手の移動
- 選手のトップスピードの向上
- さらに、全プレイヤーがよりリアルな試合の流れを忠実に反映するように、そしてトップスピードに到達するのにより多くの空間を使用する必要が生じるように、最高速度を引き上げました。
- 新しいアバターランスタイル
- 新たに5つのアバタースタイル(ノース、ダッシュ、エル・パト、キャプテン、ライジングスター)を追加しました。
- アバターはキャリアモード、プロクラブ、VOLTAで使用できます。
- 新しい選手の代表ランスタイル
- 以下のスター選手に対して選手の代表ランスタイルを新たに追加しました:
- Kylian Mbappé、Sam Kerr、Christian Pulišić、Vinícius Jr.、Alphonso Davies、Pedriなど。
- 130人以上の選手が、通常の走行スタイルではなくアバタースタイルを使用して、現実の動きに近くなっています。
その他のセットプレイ
「FIFA 23」では、フリーキックやコーナーキックの設計を一新したほか、その他のセットプレイにも改善が行われています。
スローイン
- プレイヤーロック状態の通常のスローイン(X || A)は、常にロックした目標に向かうようになります。
- 手動スローイン(△ || Y)は、選手がロックされている場合でも常に手動で行われます。
- ロングスロー特性を持つ選手がスローインを行うようになりました。
ゴールキックなどのその他セットプレイの改善
- 割り当てられた時間内にフィールドプレイヤーを無制限に動かして、ゴールキックを決められるようになりました。L1 || LBで相手チームのゴール方向へ動き、R1 || RBで近づきます。
- 次のゴールキックで前のゴールキックのゴールキーパーの位置が維持され、その後のセットプレイの流れを改善します。
- ゴールキック、フリーキック、ディープフリーキックのパスの方向や目標を、ボールが接触するまで変更できるようになりました。
- これはグラウンダーパスとロブパスの両方に適用されます。
フィジクス
フィジックスに相当な改善が加えられた結果、実際のサッカーをこれまで以上にリアルに再現するピッチ上の相互作用が数多く生み出されています。
- 高度なインパクトフィジクス[NG]
- ディフェンダーのブロックで、衝突によるディフレクションが発生するようになりました。
- 衝撃のスピードと強さが十分にある場合、選手の脚と足がボールに押しのけられることがあります。
- ゴールキーパーの腕、手、指はディフレクションとセーブの後でボールに押されます。
- これはセーブの結果には影響せず、ビジュアルのみの変更です。
- ネットインタラクションのフィジクス
- ゴールネットが、走ったり、スライディングしたり、倒れ込んだりする動きに反応するようになりました。
- 再現度の高いネットインタラクションのフィジックス[NG] - PlayStation 5、Xbox Series X|S、PC、Stadia版の「FIFA 23」では、ネットの形状と動きがさらに改良されています。
- 選手の状況判断 - ドリブルや股抜きが成功した後など、さまざまな状況で選手がよりインテリジェントに動き、相手と衝突しないようにします。
- リアルな倒れ方 - 倒れる選手がスピードを保ち、芝に到達した後でより跳ね返るようになりました。選手が起き上がる時もスピードが維持されます。
- つまずく - 新しいアニメーションが追加され、フィジカル能力がプレイヤーのつまずき具合やつまずきからどれだけ早く立ち直るかに影響するようになりました。
- ボールが当たった選手の反応やポストに寄りかかるゴールキーパーなど、新たな自衛動作を追加しました。
- 対戦用の設定を有効にすると、一部の動作が無効になります。
CPU AI
CPU AIが対戦相手にした状態のゲーム体験を改善する取り組みはこれからも続きますが、今年はアップデートされた内容をいくつかお伝えします。
戦術理解
CPU AIの対戦相手が、戦術や交代に関してピッチ上の状況に対してより良い反応を見せるようになり、試合中にフォーメーションやプレイスタイルをアップデートできるようになりました。AIが試合の難易度、スコア、試合タイプ、試合時間、ベンチにいる選手を分析し、現実世界の監督のようにアプローチを変更します。また、CPU AIは、選手たちががメインの役割以外で得意とするポジションと、得意とするプレイサイドを考慮します。
これはキャリアモードからFUTまで、AIと対戦する試合に大きな影響を与えるはずです。例えば、得点が必要なときにCPUが攻撃の選手を増やして、同点を狙って攻撃的なフォーメーションに切り替える可能性があります。
新しいCPU AI限定の特性
- キーパーをかわせ - この特性を持つ選手は、1対1の状況でキーパーをドリブルでかわす傾向があり、この特性を持たない選手よりも効果的にこの特性を発揮します。
- ダイレクトシュート - この特性を持つ選手は、ボールを受けた直後にシュートを打つのを好み、その時のシュート精度が向上しています。この特性は、選手が常にダイレクトシュートを試みることを保証するものではありませんのでご留意ください。
CPU AIの全般的なアップデート
ここで紹介するのは、「FIFA 23」で最も画期的なCPU AIのアップデートが行われた部分の一部です。対戦相手としてプレイしたときにより滑らかでリアルなプレイ体験を目指しました。
- CPU AIがリスクの高いファウル、クロス、カウンターを仕掛けるようになります。
- CPU AIが後方へのドリブルに頼らないように、サイドラインを活用するようになるので、全体的にスムーズなドリブルの移行が可能になります。
- CPU AIが色々なパスを検討するようになり、ダイレクトパスにあまり頼らなくなっています。
- チームの新しいプレイスタイル - チームが守備の物理的な側面に集中したり、控え目にプレイしたりできるようになりました。
- 難易度レジェンド/アルティメットで、選手ベースの難易度が影響するようになりました。
- プレイヤーベースの難易度の影響を受ける選手は、ボールを持っているときにすべての能力が+10ブーストされます。
- まだ有効になっていない場合、プレイヤーベースの難易度によってコンペティターモードが有効になります。
試合の詳細分析
今年は選手のレーティングシステムを一新し、よりバランスの良い、より多くのフィードバックを選手に返すシステムにしました。アップデートされた選手レーティングシステムには、以下の変更が含まれます:
- 選手のポジションに応じてより公平なレートにしました。
- フォワードポジション以外で得点できなかった場合のレートの減少を減らしました。
- 守備的な役割を果たすのがうまい選手のレートに、試合の成果がより良く反映されるようになりました。
また、選手とチームのパフォーマンスに関して新しいデータの追跡と計算を行っています。中でもデュエルは主要なものです。試合データ画面から次の内容が確認できます:
- デュエルは、1対1の状況における選手の攻撃と守備の有効度を評価します。ボールを保持している選手とディフェンダーが直接対決する状況になった際に、デュエルが起きると考えられます。
- 攻撃のデュエル - 以下のいずれかの状況でボールを保持している選手が攻撃のデュエルに勝利します:
- 明らかに相手を抜くドリブルのとき。
- より良いゴールポジションを目指してシュート/パスを成功させたとき。
- ファウルを勝ち取ったとき。
- ディフェンダーがアタッカーから離れたとき。
- 守備のデュエル - 次のいずれかの状況になるとディフェンダーが勝利します:
- ディフェンスチームがボールを奪ったとき。
- ディフェンダーが外にボールを蹴り出したとき。プレイ外のセットプレイはディフェンダーの勝利と見なされます。
- アタッカーはボールを保持し続けるけれども、より悪いゴールポジションへのドリブルやパスを強いられたとき。
- 空中のデュエルは、2人のプレイヤーが空中でボールを奪い合うときに発生します。最初にボールに接触した選手が勝利します。
- 攻撃のデュエル - 以下のいずれかの状況でボールを保持している選手が攻撃のデュエルに勝利します:
- 脅威度チャート
- 試合の毎分、各チームの攻撃の脅威度が表示されます。
- 枠内シュートとゴールの数を表示します。
- クロスのデータ - 試みられたクロスとクロスの精度。
- 取られたオフサイド
- 相手に抜かれた回数 - 特にドリブルで選手を倒した相手がカウントされます。
セレブレーションと観衆
試合を通してプレイできる全く新しいシーンを使って、ゴールの決定的瞬間[NG]を作り上げていきます。さらに各種改善を行ったほか、観客のリアクションやチャントも増やしました。また、ゲーム内のセレブレーションの数を増やし、劇的な試合や激しい戦いをするスポーツのスター選手のように、試合の決定的瞬間をお祝いできるようにしました。IFAでは毎年のリアルなサッカーを追求していますが、これらの改善を使って良くなった雰囲気を体験してもらうことを楽しみにしています。
マッチ体験やセレブレーションに関する情報を今後公開していきますでお待ちください。
さらなる進化
試合以外の場面でのサッカー体験を向上させるために、ゲームプレイ関連のアップデートを追加しました。
練習アリーナ - セットプレイ
- 練習アリーナで特定の場所を選択して、フリーキックとペナルティキックを状況に応じて決めます。
- 方向パッド上を押してセットプレイモードを有効にします。
- 左スティックを使って位置を選らび、次に X || Aで決定します。
- フリーキックはペナルティエリア外のどこからでも蹴ることができます。
- 壁の大きさは、ボールがペナルティエリアにどれだけ近いかによって変わります。
- ペナルティキックはペナルティエリア内でセットプレイを要求する時に行われます。
PlayStation®5のハプティクス強化
- パワーシュート、新しいPKシステム、タックル後のボール接触のクリーン、タックル失敗ように新しい振動を追加しました。
トレーナー変更
- パスの受け手インジケータ、シュートターゲット、守備トレーナー、切り替えインジケータ、オフサイドインジケータのUI要素を一新しました。
スキルゲーム
- 上記の新機能やシステムに焦点を当てたスキルゲームを追加しました:
- パワーシュートとセミアシストシュートを決めるスキルゲーム。
- ハードスライディングでディフェンスをするスキルゲーム。
- ロングパスでセミアシストの浮かせたスルーパスをトレーニングするスキルゲーム。
- 次のランクを達成するために必要な合計ポイントを追加し、現在のポイントの隣に表示されるようにしました。
- すべてのスキルゲームを再調整し、より高いスコアを狙えるようにしました。
- キャリアモードのスキルゲームを再調整しました。メインメニューと異なるスコア基準を使用して、もっとモードに合うようにしました。一部のキャリアモードのスキルゲームにはバリエーションが登場します。
また、今後のディープダイブでは、プロクラブの新しいPERK、キャリアモードのプレイ可能なハイライト、FUTモーメントなど、ゲームプレイの変更が行われたその他の領域について紹介する予定です。
—概要を知りたい場合は、下にゲームプレイのディープダイブ動画がありますのでご視聴ください。
「FIFA 23」のゲームプレイについて興味を持ってくださりありがとうございます!この記事をお楽しみいただけましたら幸いです。また、9月30日に「FIFA 23」が発売になってから皆さんの意見を聞くのを楽しみにしています。
- Thomas Caleffi、Keegan Sabatino、Rory Hilson、Danillo Abreu、Goran Popovic (PFO)、FIFAゲームプレイ開発チーム
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