これは「Star Wars™ バトルフロント™ II」のデザインディレクターであるDennis Brännvallへのインタビュー、パート2です。パート1を読み逃した方は、そちらも併せてお読みください。パート1ではDennisがこのシリーズに携わるようになったきっかけや、コンテンツを追加してゲームを改善する際に考慮すべきこと、コンペティティブ・ゲーミングとテーブルトップ・ゲーマーとしての経験について語っています。以下では彼の経歴、「Star Wars バトルフロント II」の開発と拡張、ゲームデザイナーを目指す人たちへのアドバイスについてさらに詳しく聞いています。
すべての始まり
「私は80年代生まれなので、オリジナルの『スター・ウォーズ』の映画を公開当時に観ていた訳ではありません。『スター・ウォーズ』の最初の記憶は、家で酷い受信状態のテレビで観たジャワでした。当時はストーリーがよく分かりませんでしたが、ジャワは大好きでした!」とDennisは言います。
「テレビ番組やコミックを通じて『スター・ウォーズ』がどんどん好きになっていきました。『スター・ウォーズ』のいいところは、どんどん学べるところです。私は『クローン・ウォーズ 』を観て育ちましたが、今では子供と一緒に『スター・ウォーズ 反乱者たち』を観ています。それって素晴らしいことですよね」
「実は、シリーズものではない映画が私のお気に入りなんです。特定の部分が取り上げられるところがいいですね。映画を観る前から結末は分かっているものの、カメオ出演やそれぞれの出来事のつながりを知ることができるのがいいんです」とDennisは言います。
『スター・ウォーズ』のゲームを作ることについて
Dennisは以前からBioWareのファンであり、旧共和国をテーマにした『スター・ウォーズ 』のゲームに魅了されていました。「あのシリーズのストーリーテリング、ロールプレイ、キャラクター作成が好きでした」と彼は言います。
しかし、Dennisが『スター・ウォーズ』のゲームのデザインに携わりたいと思うようになったのは大学に入ってからでした。
「当時は、『スター・ウォーズ』のゲームをどうしても作りたいという訳ではなかったんです。色々な偶然が積み重なってそうなったという感じです。たまたまそうなって、やってみると、『おお、これはいいな。自分が昔から観て、プレイしていたものをテーマにして、ストーリーを伝えて、ルールセットをデザインできるんだ』という感じでした」
「自分の作品がリリースされて、『スター・ウォーズ』ファンたちが喜んでいるのを見て、初めてこのシリーズの規模の大きさに気付くんです」
「Star Wars バトルフロント II」のヒーローをリニューアル
「Star Wars バトルフロント II」の開発で特にDennisの記憶に残っているのは、ゲーム内にダース・モールを登場させたときのことです。
「ゲーム内で彼をちゃんと動く状態に出来たときのことは今でも忘れません。ダース・モールはEA Play 2017のデモンストレーションの目玉のひとつでしたし、それが少しずつ実現に向かっていったことを思うと感慨深いものがありました」
Dennisはさらに詳しく説明してくれました。「前作の『バトルフロント』から改善したいと思っていたことのひとつが、ヒーローたちの物理的な挙動でした。その試作に初めて取りかかったのがダース・モールだったんです」
そのため、全ヒーローの改善がダース・モールに凝縮されていました。「より機敏になり、物理的な重みが感じられて操作の反応もよく、単にダメージを与えるのではなく、他のヒーローを吹き飛ばしているのだという実感が得られるようになりました」
「クローン・ウォーズ」の発表
もうひとつDennisの記憶に残っているのは、今年のEA Playでステージに上がり、 「バトルフロント II」にクローン・ウォーズ時代からのさらなるコンテンツが登場することを発表したときに、ファンが大いに盛り上がったことです。
「素晴らしい感覚でした。これは私が長い間早く発表したいと思っていたことだったんです。そして、世界中に注目してもらえる絶好の場所とタイミングをずっと伺っていたんです」
「ステージを降りるとすぐにスマホを取り出して、redditで反応を見ました。コンテンツのリリースに向けて、開発チームはさらなるエネルギーをもらえました」
ゲームデザイナーを目指す人へのアドバイス
多くのゲーマーや開発者を目指す人たちにとって、自分でゲームをデザインすることは長年の夢です。Dennisがその夢の実現に向けたアドバイスを語ってくれました。「プレイすることで基本を学ぶ必要があります。テーブルトップゲームやボードゲーム、カードゲームなどのアナログゲームをプレイするのがおすすめです。そうすることで、ゲームを面白くするものが何なのかを理解できるようになり、それを独自の体験に活かせるようになります。
「それを学んだら、すぐにゲームエンジンに取りかかることです」とDennisは言います。
「実際に触ってみて、YouTubeでチュートリアルをチェックしてみてください。そして、自分でマップを作ったらどうなるだろう?戦闘をベースにしたゲームに興味があるなら、どのような武器を作るだろう?このゲームエンジンでキャラクターを歩き回らせるにはどうすればいいのだろう?というような疑問への答えを見つけるんです。ゲーム作りに必要な技術的な基礎を学ぶんです」
「現代では、インタラクティブ・エンターテイメントに焦点を当てた、様々な教育機関が用意されています。そこで学びましょう!きっと役に立ちます」
–Daniel Steinholtz(TwitterでDanielをフォロー@dsteinholtz)
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