「やあ、どうも(Hello there)」――ジェームズ・アーノルド・テイラーはもちろん、オビ=ワン・ケノービの有名なセリフで自己紹介してくれました。
どうしてかって?
ジェームズと共演スターのマシュー・ウッドが「Star Wars™ バトルフロント™ II」で再びタッグを組み、宿敵であるオビ=ワン・ケノービとグリーヴァス将軍の役を演じるからです。
この二人が演じるキャラクターがゲーム内で一戦交える前に、彼らが演じる役についてと、彼らの「Star Wars™」の“旅”についてお話を聞くことができました。
マシュー・ウッドがグリーヴァス将軍になるまで
マシュー・ウッドとLucasfilmの関わりを語るなら、“旅”ほどふさわしい言葉はありません。
マシューは17歳のときからLucasfilmでテレビゲームのテスターとして働き始めました。「ニカシオの地元にあった掲示板で品質保証技術の仕事が募集されているのを見つけて、『これはLucasfilmか酪農場のどちらかしかあり得ない!』と思ったんだ。スカイウォーカーランチの場所を調べたところ、自分が住んでいるのと同じ地域にあった」
「そこでちょっとしたソーシャルスキルを活かして、Lucasfilmのファックス番号を見つけたんだ。これは1989年のことで、父親がファックスを持っていたから、僕は自分がプレイしたテレビゲームをすべて書き出して、履歴書としてファックスで送ったんだ。送ったのはそれだけだったね」
マシュー・ウッドが「Star Wars バトルフロント II」のグリーヴァス将軍を収録。 さらに、グリーヴァス将軍の声のポストプロダクションも行いました。
それでマシューは面接を受けることになり、当時はLucasfilm Gamesと呼ばれていた(のちのLucasArts)、Lucasfilmのテレビゲーム部門に採用されました。「まさに夢の仕事だったね!」
それ以来、その夢がいまだに続いています。その後、彼は高度なテクニックが要求されるサウンドの仕事を担当するようになりました。現在、マシューはLucasfilmのサウンド部門であるSkywalker Soundでスーパーバイジング・サウンドエディターを務めています。しかし当初から、彼は俳優になりたいとも考えていました。
「サウンドエフェクトを作成するのに使うのと同じ機材を使って、声優も行っていたんだ。初期の頃、『インディ・ジョーンズ/若き日の大冒険』というテレビドラマで働ける機会がたくさんあった。その後、様々なプロジェクトに携わりながらキャリアを積んでいった。僕にとっては、技術的な側面だけではない、脳の別の部分の欲望を満たす方法でもあったんだ」
その後、彼は2005年の『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』と『スター・ウォーズ クローン大戦』シリーズで、グリーヴァス将軍の役を演じることになり、自らの声とクリエイティブなポストプロセッシング・スキルを活かしてキャラクターに命を吹き込みました。
グリーヴァス将軍がファンの間で人気であることについて、マシューはこう言います。「僕は『スター・ウォーズ 』に30年近く関わっている。それが今ではポップカルチャーを超越するような存在になった。13年前に作られたものが今でもファンの間で共感を呼んでいるというのは頭が下がる思いだね」
長い年月を経て、グリーヴァス将軍は彼の宿敵とともにネタとして注目されるようになったことに、マシューは言及します。
「みんな僕のそばに来て、『やあ、どうも(Hello there)』って言うんだ(戦闘前にオビ=ワンとグリーヴァス将軍が交わしたセリフ)――みんな真っ先にそれを言うんだよ!そう言った、ファンだけに通じる言葉の一部になれたことは最高に嬉しいね!」とマシューは言います。
ジェームズ・アーノルド・テイラーのオビ=ワン・ケノービが継ぐもの
もちろん、ジェームズ・アーノルド・テイラーはあのセリフを何千回も言ってきました。彼はオビ=ワン・ケノービをもっとも長く演じた俳優であり、特に『クローン大戦』シリーズが有名です。
「このキャラクターをこんなに長く演じられていることは、俳優として最高に光栄なことだと思います。しかも、色んなバージョンをね!テレビアニメ、テレビゲーム、玩具、映画 ...未だに信じられないような気分だね。今でも目が覚めたら、『え ...オビ=ワン・ケノービを演じられるの?』っていう感じなんだ。最高だよ!」
「ずいぶん原始的だな」、ジェームズ・アーノルド・テイラーがオビ=ワン・ケノービの名セリフや「Star Wars バトルフロント II」の専用セリフを収録。
ジェームズは自分の演技はユアン・マクレガー(プリクエル・トリロジー)とアレック・ギネス(オリジナル・トリロジー)の中間の人物描写だと言います。
「この役を演じた二人の素晴らしい俳優の両方に演技で敬意を示すことができるのは素晴らしいね。僕はユアン・マクレガーと『このドロイドは違う』をそれぞれ少しずつ組み合わせる必要があったんだ」とジェームズは声音を変えて、ギネスの名台詞を真似ながら説明しました。
「二つを組み合わせると『クローン大戦』のオビ=ワン・ケノービが出来上がる」
しかし、ジェームズはオビ=ワンに彼ならではの要素も盛り込んでいたそうです。
「ジョージ・ルーカスが『キャラクターを自分のものにしろ』って何年も前に許可をくれていたんだ。僕の声が興奮してるのが分かるだろうけど、これをやってると、今でもただのファンに戻っちゃうんだよ!」
「Star Wars バトルフロント II」のセリフをレコーディングしている間、ジェームズはオビ=ワンを自分のキャラクターにする一方で、ユアン・マクレガーの演技の要素も多く取り入れていました。特にプリクエルの映画で有名になったセリフはそうでした。
「でも、『クローン大戦 』のセリフでは僕自身のオビ=ワンの要素を増やしておいた。だから、両方の要素が聞けると思うよ。でも、ユアン・マクレガーのオビ=ワン・ケノービの素晴らしい演技に僕が影響を受けているのは間違いないだろうね」
「Star Wars バトルフロント II」でオビ=ワン・ケノービとグリーヴァス将軍の声を演じること
「Star Wars バトルフロント II」では、この二人のどんなセリフが聞けるのでしょうか?今すぐゲームを起動すればグリーヴァス将軍のセリフを聞くことができますが、ヒーローボイスについてのCommunity Transmissionでも、収録されるグリーヴァス将軍とオビ=ワン・ケノービのセリフを少しだけ見ることができます。
「グリーヴァスは面白いんだ。個人的には、彼のすべてのセリフを一回のレコーディングで終えたいと思うけど、そんなことをしたら僕の喉がダメになってしまう」とマシューは言います。「グリーヴァスはすぐに熱くなるからね。最初にグリーヴァスのキャラクター作りについて話し合っていた時、ジョージ・ルーカスは彼を軍隊の鬼軍曹みたいにしたがっていたんだ。凄く復讐心に燃えた感じでね。ドゥ-クー伯爵に武器化された過去に何かがあって、ジェダイに対して憎しみを持つようになったのは間違いないだろうね」
「結果は変わらないぞ。」、グリーヴァス将軍とオビ=ワン・ケノービが「Star Wars バトルフロント II」のジオノーシスで激突。
「テクニカルな面に関しては、ジョージはルゴシ・ベーラや東欧風のアクセントを求めていた。そこで、この二つを組み合わせて演技することにしたんだ」
『スター・ウォーズ 』シリーズに長く関わっているマシューでも、「Star Wars バトルフロント II」でグリーヴァス将軍に命が吹き込まれるのを見るのは特別なのだそうです。
「クローン大戦時代のキャラクターを再び演じるのはいつだって歓迎なんです。だって、まだまだ語られていない物語がありますからね!今回は自分がグリーヴァス将軍の立場となって、彼がどのように動くのかをリアルタイムで見ることができます。キャラクターをそのようなやり方で表現できるのが凄く楽しかったですね!私自身もゲーマーなので、チームが開発したものがどうなっているのか見るのが楽しみです」
「Star Wars バトルフロント II」で再びレコーディングブースに入ってオビ=ワン・ケノービになる気分について聞くと、ジェームズはこう言いました。「まるで、このキャラクターと一緒に自転車に乗っているような気分だね。ほぼ18年も彼を演じてきたから、すべてがしっくりくるんだよ。もちろん、台本も素晴らしかった。『スター・ウォーズ』らしさを感じられるから、レコーディングでは自然に入り込むことができたね」
「『スター・ウォーズ』のゲームで17年以上働いているけど、ゲームの進化と規模の拡大には驚かされるね」とジェームズは言います。「だって、僕らがずっと頭に思い描いていたことが、今では現実になったからね」
グリーヴァス将軍(※1)は「Star Wars バトルフロント II」で現在利用可能で、オビ=ワン・ケノービ(※1)はジオノーシスの戦いアップデート(※2)とともに11月28日に登場予定です。
–Daniel Steinholtz(TwitterでDanielをフォロー@dsteinholtz)とNina Dobnerがお届けしました
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(※1)新ヒーローはゲーム内で獲得するクレジットを使って入手できます
(※2)各アップデートの利用には対応するプラットフォームの「Star Wars™ バトルフロント™ II」(別売)および、すべてのゲームアップデート、インターネット接続、EAアカウント、家庭用ゲーム機版の場合はさらにXbox Live ゴールド メンバーシップまたはPlayStation®Plusへの加入(各別売)が必要になります。