「Unravel™ Two」ではオリジナルのヤーニーを作れます。難しいチャレンジをクリアすると、新しい頭部や胴体、毛糸の色が使えるようになります。パーツや色を組み合わせて、不思議なキャラクターをカスタマイズしましょう。「Unravel™ Two」のディテクター兼ヤーニーのスタイリストであるMartin Sahlinの解説を読み、実際の材料を使ってヤーニーを作る方法を学びましょう。ヤーニーを作ったら、ぜひ@unravel_gameに写真を送ってくださいね!
「Unravel™ 」を世界に向けて発表してから楽しいことずくめでしたが、とりわけ皆さんがヤーニーを愛してくれたことが嬉しかったです。やさしい言葉やすばらしいファンアートをありがとうございます。天にも昇る心地です。まったく予想していなかったことで、スタッフ一同圧倒されてしまいました。
ヤーニーの人形について聞かれることが多いので、オリジナルのヤーニーの作り方ガイドをまとめるとお約束していましたよね。そのガイドがついにできました!皆さんにも実際に作っていただけるように、できるだけ詳しく説明しようとしたら、少し長くなってしまいました。引き続き、Twitterアカウント(@Unravel_Game)に皆さんのヤーニーの写真をお送りくださいね。
作業にとりかかる前に、ヤーニーを作るために必要な道具と材料を用意する必要があります。用意するものは以下のとおりです:
参考になるものを用意すると便利です。私はオリジナルのヤーニーをテンプレートにしましたが、絵をスケッチしたり、このページをプリントしたりして使いましょう。オリジナルのヤーニーの大きさは22cm弱です。
これですべての道具がそろったので、次に作業場を探しましょう。皆さんそれぞれに自分にぴったりな場所があると思いますが、私は自然の中がしっくりきます。1体目のヤーニーは森に出かけていたときに作ったので、このガイドでもそのやり方を踏襲しようと思いました。作業場は、Coldwoodのオフィスの近くを流れる川をたどっていったところにある、製作に向いた平らな面(この場合は岩)にしました。
これで製作の準備ができました!
最初に作るのは、ポーズをとらせることができるワイヤーの骨格です。作り方は無数にあると思いますが、私は、脚・胴体、腕、頭の3つのパーツに分けて作りました。まずは脚・胴体から。アーマチュア用のワイヤーを、左足→胴体→右足の2倍の長さに切り、曲げて形を作ります。足の部分は小さな輪にします。ワイヤーをねじって骨格の強度を上げます(2倍の長さを用意するのはこのためです)。良質なワイヤーが手に入った場合は、プライヤーなしでもかなり簡単にねじれます。
1つ目の骨格(脚・胴体)と同じように腕を作ります。両腕の2倍の長さを計ってワイヤーを切り、手の部分に小さな輪を作ったら、ワイヤーをねじって強度を高めます。腕を胴体に取り付けるには、ワイヤーを巻きつけるだけです。ワイヤーをかなり長めに切っておけば、より簡単に巻きつけられます。余分なワイヤーは後で切れば大丈夫。
頭を作るには、さらにワイヤーを計って切ります。最終的なシルエットにだいたい合致するような形を目指してください。ただし、毛糸で包む段階でどんどん大きくなってしまうため、 大きくしすぎないように注意しましょう。耳の部分は強調しすぎているかなくらいがちょうどいいので、少し長めに作ります。そうしないと、耳が隠れやすくなります。首のワイヤーの端はかなり長めにして、その余った部分を胴体のワイヤーに巻きつけて頭を取り付けます。
切ったワイヤーを別に用意し、それを使って胴体を安定させます(こうしないとヤーニーがぐにゃぐにゃになってしまいます)。この写真にあるよりも腰回りにもう少しワイヤーを巻きつけてもいいでしょう。そうすれば、脚のポーズを若干とらせやすくなります。
頭についても同じ要領で安定させましょう。安定させるためのワイヤーを使って頭の形を少し整えておくと、毛糸を巻きつける作業がやりやすくなります。
骨格ができたら、全身に毛糸を巻きつける作業に入ります!まずは足から始めますが、ここは毛糸をただ巻くだけでOKです。毛糸を固定するには、毛糸を抑えながら、その場で毛糸を2~3周巻きつけます。ワイヤーの骨格のつま先部分は少し巻きつけるのが難しいのですが、うまく巻きつけるコツは、 ワイヤーを覆うように毛糸の束を作り、その束を抑えながら、束の回りに毛糸を巻きつけて固定するだけです。間違えてしまっても、毛糸をほどくだけでやり直せますよ。太ももと足の部分に多めに毛糸を巻きつけ、膝の部分は細いままにしておき、脚の形を出します。
脚ができたら、今度は胴体に毛糸を巻きつけます。胴体の形を決めます。ワイヤーの骨格の腰よりも下に長くなるように毛糸のシャツを作ると、見た目よく仕上がります。ただし、脚のポーズをとらせることができるように、かなり緩めに巻いてください。毛糸同士が少し交差するくらいが素敵なので、あまり規則正しく巻かないようにしましょう。形状がふくれてしまった部分は、毛糸をほどけばやり直しがききますし、毛糸をかなりきつく巻いて締め付けてもいいかもしれません。
腕に移ります。これまでと同じ要領で、腕の形を出します。肩と手の回りに多めに毛糸を使い、肘はかなり細いままにしておきます。薄く巻くときも、下のワイヤーの形が見えなくなる程度には巻きましょう。つま先と同じように、手に毛糸を巻くには少しコツがいりますが、つま先のときと同じ方法でワイヤーを覆うとうまくいきます。
頭は毛糸を巻くのが一番むずかしいパーツです。あるいは、ワイヤーをたっぷり使って骨格を作ってあれば、そうでもないかもしれません。このヤーニーを作ったときは、この段階で手の毛糸がほどけてしまいましたが、毛糸を巻きながら腕のほうに移動し、その部分を本来の形に補強し直してから、また毛糸を巻きながら頭のほうに戻りました。
満足のいく形にヤーニーが仕上がったら、ペーパークリップを針代わりに使って、毛糸の端を縫います。ぎちぎちに固定する必要はありません。毛糸の下に隠れればOKです。
あと少しで完成です!残すは目のみ。目を作るときは、再度ペーパークリップを使って目を縫い付けます。かなり適当にやって大丈夫です。そのほうが目の縫い付けられている感じが抑えられます。目は、きれいなアーモンドのような形に仕上げます。目ができたら、手順10と同じように、白い毛糸の端を毛糸の下にしまい込みます。
さあ、できました!これであなただけのヤーニーができたので、冒険に繰り出す準備は万端です。ぜひColdwoodのTwitterアカウントに写真を送ってください。皆さんの作品を心待ちにしています。また、ツイートに位置情報を追加していただければ(詳細はこちら)、ヤーニーが世界中のどこを駆け回っているかを、私たちも知ることができます!
マーティン・サリン
@monkeybeach