スタジオの裏側:Industrial Toys
モバイルゲーミングに革命をもたらすIndustrial Toysの取り組みをご紹介
EAスタジオは世界各地に点在しており、それぞれに各自の特色があります。
このコーナーでは、各地のスタジオを巡り、人気タイトルの開発の舞台裏をご紹介します。
スタジオの裏側
Industrial Toysは2年前にEA Studiosに加わり、新しいゲームコンセプトを世に送り出すことに尽力してきました。ここではスタジオの裏側をご紹介します。パンデミックに際して自宅勤務へとどのように移行したのか、ぜひご確認ください。
「mobile to the core」を掲げるIndustrial Toysは、単にゲームをモバイルデバイスに対応させるようなことはしません。同スタジオのミッションとは、モバイルデバイスだけが持つ特色を生かし、コアゲーマー向けに最高のゲーム体験を提供することにあります。
事実、彼らは「Midnight Star」シリーズの2作品内でこのミッションを実現し、現在は別の革新的プロジェクトに取り組んでいます。スタジオには大ヒットシリーズを手掛け、業界経験豊富なスタッフが多数在籍。数々の伝説的なスタジオがEAの一員となっていますが、彼らもその仲間として加わることになりました。
拠点とするカリフォルニア州パサデナは、美味しい料理が楽しめるとあって開発者たちも大満足の生活を送っています。また、大都市で見られるような洗練された設備が格安で利用でき、交通渋滞が少ない小都市であることも魅力と言えるでしょう。パサデナは小都市ながらカリフォルニア工科大学、ジェット推進研究所、そしてアートセンターをはじめとするデザイン学校がひしめき、人材の優秀さにかけては想像以上のものがあります。テクノロジー分野の優れた人材が多数集っているため、彼らを採用するにはまたとない場所なのです。
「私たちは最先端技術を駆使するこれまでにないモバイルゲームを開発しています。そしてそのためには多くの人材が必要です。このスタジオは、シューティングゲーム分野に絶大なインパクトをもたらそうとしています。過去には『Midnight Star』シリーズで革新的な機能をお届けしてきましたが、それ以上のものに取り組んでいるところです」とBrent Pease(業務責任者)が語ってくれました。
自宅勤務への移行
COVID-19の感染拡大については1月中旬より情報をかき集め、3月上旬にはIndustrial Toysでも自宅勤務への移行が高い確率で求められるだろうと予測されました。マネジメントチームはスタジオでの作業を自宅作業に切り替えるべく、個人の対応可能状況を精査し始めました。幸運にもその時点で75%もの従業員が少なくとも週1回は自宅作業に切り替えられることが判明。普段から柔軟な勤務・管理体制を取っていたのが功を奏しました。またチームは従業員が自宅勤務に切り替えることのあらゆる側面についても考慮しました。作業専用のスペースが自宅にあるのか、機器は十分か、どんな人が孤独感の影響を受けやすいか。こういったことまで幅広く検討されました。「こうした経緯があって、各従業員に対して個別の対応をする十分な情報が得られました。すべての従業員が自宅勤務に切り替え可能になり、心身の健康についてもケアする体制を構築するまでに要したのはわずか5日でした」とPeaseは語ります。
IT部の活躍はまさにヒーローと呼ぶにふさわしいもので、VPNの容量を徹夜で4倍に調整。機器を自宅で使用できるように設定したり、疑問があれば何度でも付き合うことも。作業環境の変更にあたりIndustrial Toysでは技術面の問題が一切なかったということです。「今回うまくいったのは、ハッピネスチームを実践してきたからだと思います。インクルージョンや団結心、幸福度を高めるために毎日のようにゲームやコンテスト、ヨガや映画鑑賞会など10以上の活動が自発的に実施されています」とDoug Zartman(コミュニティアウトリーチスペシャリスト)が教えてくれました。
こうした活動から予想外のそして非常に好ましい成果も得られました。スタジオが目覚ましい成長を遂げていることです。COVID-19の感染拡大という予測不能で困難な状況下にありながらIndustrial Toysは、3月中旬からの成長率が30%を超え、このトレンドは現在も継続中です。Industrial Toysで募集中のポジションは以下のページでご確認ください: https://www.ea.com/studios/industrial-toys/careers.
「ここでは何よりもエンジニアであることを見てくれます。そんな環境は初めてでしたし、女性であることも一切問題とはなりません。才能であったり、どんな貢献ができるのかが評価されます。そんな環境で働けて幸せです」Karla Kraiss(ゲームプレイエンジニア)
「Industrial Toysでは楽しく働けていますし、ゲーム開発を進めるにあたって誰もが協力的です。同僚は素敵な人ばかりで、常に小さなグループ単位で趣味を通じて交流を深めています。ボードゲーム、トライアスロン、脱出ゲームなども人気ですが、私個人はIndustrial Rollersというボウリングチームでの活動がお気に入りです。ハッピーアワーではみんなの得意分野に注意したほうがいいですよ。手も足も出ずに大敗を喫して、大声で叫んでしまうことになりかねませんから」Jay Pecho(テクニカルディレクター)
「ここでは毎日、驚異的な才能を持つゲーム開発者のそばで学びながら、スキルを磨く機会に恵まれています。毎週ハッピーアワーが実施されますし、スタジオ内のアクティビティーも盛んです。おまけに最高の景色まで楽しめます!これ以上の環境はありませんよ」Josh Delson(アシスタントプロデューサー)
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