「Lost in Random」開発チームからの感謝の言葉
思い切って踏み出そう
こうして振り返ると、主人公の少女とその相棒の最初のイラストが完成した日が遠い昔のように感じられます。だからこそ本日、晴れて皆様をランダム王国へご招待できるのは、実に感傷深いものです。思い出せば、制作過程は一瞬の出来事のようにも感じますが、同時に長く険しき模索の旅でもありました。
最初にランチを食べながら、ダイスに支配された世界について話していた事を思い出します。この頃は、まだまだ雑談のトピックといった感じでした。このアイデアを具体的にどうしようという考えがすぐにあったわけではありませんが、素晴らしい作品になるだろうという直感を抱いていました。そしてダイスの構想が私達を導いてくれて、徐々にランダムの世界観が展開していったのです。
既存のゲームにインスパイアされることなく、少女とダイスのイラストをベースに作品を作り上げるのは、まさにゼロからのスタートでしたが、人をアッと驚かせるようなアイデアを生み出すには好条件でした。開発においては様々なアプローチを試しました。その結果、皆さんがプレイしたことのない新しいテイストのゲームに仕上がったと、自信を持って言えると思います!女王の支配に立ち向かうグースーと同じで、私達も今までやってきたルールを壊していくことで対処しました(もちろん、グースーよりも慎重にですよ)。
チーム一同、誠心誠意に取り組んできた作品を皆さんにお見せできる日が来て、嬉しくも同時に少し緊張しています。今後まだまだランダムの舞台を深掘りしたいと思いますが、本作はこれでもかと言うぐらい濃い内容となっております。何せこの物語は冒険と不思議、恐怖と思いやり、そして私達が子供の頃から大好きだった物語とゲームなど、色々な要素が一度に楽しめる、おいしいシチューのような作品ですからね。
私達を励ましてくれたり、開発段階の投稿にコメントしてくださったりした方々、そして作品のティーザー動画やビジュアルをシェアしてくださった皆さんに感謝いたします!それから、この作品の情報に初めて触れたあなた、「何だこれは?」と思っているあなた、そして、プレイしてみようと思ってくれたあなたにも!さて、賽は投げられました――今度はあなたの番です。ランダムの世界へと足を踏み入れて、ランダムが公平なのか、ランダムが輝かしいのかを確かめてみてください。ランダム万歳!
- Olov Redmalm(クリエイティブディレクター)