「FIFA 20」ゲームデータセンター
ディープダイブ: 新拠点のプロセスとダラスのFGDCについて
ピッチノート
FIFAファンの皆さん、こんにちは。FIFAのライブプロデューサー、Joel Doonanです。今回のピッチノートでは、「FIFA 20」のFIFAゲームデータセンター (FGDC) について簡単にご紹介いたします。具体的には、どのように新たなFGDC拠点を評価し、既存のインフラストラクチャーに追加するかについてお話します。
最近の記事「FIFAゲームデータセンターに関するFAQ(ピッチノート) 」では、FGDCをどこに置くべきかについての概要を含む、様々なトピックを取り上げました。その記事の内容は本日の時点で正確な情報ですが、記事の公開後にコミュニティよりいくつかの質問が届いており、皆様の混乱を取り除くため、そのプロセスについて今回詳しくご説明したいと思いました。
また、最近ダラスに追加したFGDCについても掘り下げ、それによって改善された状況を取り上げるとともに、FGDC拠点の追加が必ずしも論理科学的に見えないその理由についても良い例となりますのでご紹介したいと思います。
さっそく本題に入りましょう。
FIFAのFGDC拠点の追加
本記事の最初のパートでは、FGDCを新たに追加する際に踏む4つのフェーズについて詳しく説明します。
具体的には:
- 潜在的な新たなFGDC拠点の特定。
- 新しいFGDC拠点の潜在的な影響力の計測。
- 新しいFGDC拠点の概念実証。
- 新しいFGDC拠点の正式な稼働開始。
潜在的なFGDC拠点の特定
フェーズ1:
- 私たちはデータを参照し、プレイヤーコミュニティに良い影響を与える新しいFGDCの候補地を特定します。
- 次にその地域で協力可能なベンダー/パートナーを探します。
- もし見つからないようであれば、見つかるまで待たなければなりません。
- ベンダー/パートナーが見つかり、利害が一致した場合、潜在的な影響力を計測する次のFGDCフェーズに進みます。
潜在的な新しいFGDC拠点を特定するためにまず行う最初のステップは、データ調査です。非常に興味深い膨大なデータ、グラフ、ヒートマップを調べることは、平均pingなどの弊社ネットワークメトリクスに関する内部目標に到達していないプレイヤーコミュニティが世界のどこに位置しているかを特定するのに役立ちます。
改善の余地がみられる地域または場所を見つけたら、その地域にパートナー契約を結べる経験豊富なベンダーがいるか確認します。FIFAゲームデータセンターに関するFAQで既に説明している通り、その基準を満たさないベンダーとともにFGDCを設置すると、ゲームプレイに影響を及ぼす信頼性や安定性に関する問題が発生する可能性が非常に高くなります。これは私たちにとって好ましくありません。
しかし、これは難しい問題でもあります。というのも、私たちが求める質の高いベンダーが世界の多くの地域でまだ存在しないからです。つまり、基準を満たす質の高いベンダーがその地域または周辺に現れるまで、待たなければならないこともあるということです。
ですが、もしその地域に私たちのニーズに応えるベンダー/パートナーが見つかり、ビジネス上のハードルがすべてクリアされれば、プロセスの次のフェーズとなる新たなFGDCの潜在的な影響力の計測に移ることができます。
新しいFGDC拠点の潜在的な影響力の計測
フェーズ2:
- FGDCを追加する前に、データを参照し、拠点の追加によってプレイヤーのオンラインゲームプレイ体験が向上するかどうかを確認します。
- FGDC拠点に物理的に近いからといって、ネットワーク接続も改善するとは限りません。この点はインターネットと同じです。
- この段階ではソーシャルメディアで情報が流れていたとしても、FGDCはまだ正式に稼働していません。
- 公式の発表はTwitterの@EAFIFADirectより行われます。
- 収集されたデータによって改善の見込みが示され、他に障害がなければ、次のフェーズである概念実証に移ります。
地域に新たなFGDCを設置すると決め、その地域で協力可能なベンダー/パートナーが見つかったら、次のステップはFGDCによってプレイヤーのオンラインゲーム体験がどの程度向上するかのデータ収集です。
ここで重要なポイントは、インターネットの仕組みを理解することです。インターネットの仕組みに詳しくない方は、FGDCを追加すればその地域のプレイヤーのオンラインゲーム体験が改善するのではないかと思う方もいらっしゃることでしょう。しかし、残念ながらそうとは限らないのです。
説明のために、まずはインターネットの仕組みについて簡単に見ていきましょう。なぜ改善されるとは限らないのか、その理由を知るうえでインターネットの仕組みを知っていることはとても大切です。
FIFAのオンラインプレイ中に発生する仮想ピッチ上の出来事は、プレイヤーとプレイヤーが使用しているFGDC間の、インターネットを介した相互のゲームデータの送受信に依存しています。データがある場所から別の場所に移動する際、データは最終目的地に到達するまでインターネットを介して移動します。データが経由するルートを決める要因は多岐に渡ります。例えばプレイヤーが契約しているインターネットサービスプロバイダ(ISP)、プレイヤーのISPと他のISPの関係、ISPがどのインターネットのバックボーンを使用しているか等々です。詰まるところ、データが経由するルートを直接コントロールすることはできず、また監視でもしない限り、使用されているルートの存在にさえ気づかないでしょう。どちらの場合であれ、ルートについてはおそらく気にしていないのではないでしょうか?しかしこのルートは、FIFAのオンラインゲームプレイ体験をより良いものにするためには極めて重要な要素となります(他のゲームでも同様です)。その理由をご説明いたします。
例えば、プレイヤーがカナダのバンクーバーに住んでいるとします。プレイヤーは自宅でFIFAのオンラインマッチをプレイしています。プレイヤーが住む地域に物理的に一番近いFGDCはアメリカのポートランドにあります。近くにあるので、プレイヤーはポートランドのFGDCに接続して普段プレイしていると思うかもしれません。
しかし、プレイヤーのISPはアメリカ国内の別のISPと提携しており、その提携先のバックボーンにあるネットワークインフラストラクチャーを使用しています。そしてそのメインのネットワークハブはシカゴにあります。つまり、プレイヤーのデータが家を出て最初に向かう場所は、データの最終目的地を問わずシカゴになるのです。
アメリカの地図を見てもらえばわかりますが、シカゴはポートランドから離れています。そして実際、物理的にはコロンバスのFGDCの方がずっと近いです。これは、コロンバスのFGDCのpingがポートランドのpingと比べて低くなりやすいことを意味します。従って、ほぼ間違いなくプレイヤーはコロンバスのFGDCに繋いでプレイしていることになります。なぜならこの環境下では最も低いpingで最も早い接続が提供されるからです。バンクーバーからポートランドへの直通ルートであればpingはさらに低くなったでしょうが、この例では、プレイヤーのISPはそのルートを使用していません。そのため、バンクーバーからコロンバスへのルートがプレイヤーにとっては最適になるのです。
このような事例は世界中で常に起きています。ISPやインターネットのバックボーンビジネスの決定をはじめ、政治的状況、ローカルインフラストラクチャー、ネットワーク障害、メンテナンス、その他多くの要因によって、データが非論理的に思えるルートを移動することが頻繁に発生するのです。事情はより複雑で、例えば海を越えた大陸間のデータ送受信の際にはその影響が顕著になることもあります。これは仮定の話ではなく、このような事例を何度も実際に経験してきました。
以上を踏まえれば、次にこの話がどこへ向かうかおわかりだと思います。正式にFGDCを追加・開始する前に、新たな地域に設置する場合は、地域内または周辺のプレイヤーが実際にそのFGDCに効率的に接続できることを確かめる必要があります。効率的に接続できなければ、結局は他の地域のFGDCでプレイすることになり、新たにFGDCを追加する意味が完全になくなるからです。
プレイヤーによってネットワーク状況は異なるため、FDGCがプレイヤーに対し実際にどのように作用するのかを推測するのには限界があります。何が起こるかを本当に理解するためには、新たな候補地にFGDCを設置し、実際にプレイヤーがFGDCに接続した際の接続品質に関するデータを集めなければなりません。
この場合、ツールを利用してネットワークやインターネットを監視しているプレイヤーは、この新しい潜在的なFGDCの候補地を確認できます。実際にプレイヤーがTwitterやその他サイトで、新たなFGDCが追加されたとしてこの情報を共有する事例を何度か見かけました。実際は新たなFGDC設置による潜在的影響力を測定する段階にあり、このFGDCの潜在的な候補地ではゲームは何も遊ばれていませんでした。ここで理解していただきたいのは、私たちが @EAFIFADirect を通して新しいFGDCが追加される旨の発表をするまで、FGDCは正式には稼働していないという点です。これについては、また後ほど説明します。
この情報を収集するプロセスは短期間で終わることもあれば、数週間、数ヶ月掛かることもあります。このプロセスの間にどれだけの問題が浮上したか、あるいは収集した情報の正確さ次第で期間は変動するのです。
調査によってFGDCの追加がプレイヤーの体験を向上するものでないと判明した場合、次のフェーズに移行する可能性は低くなります。それよりも前のフェーズに戻り、他のベンダー/パートナーならより良い解決策を提示してくれるのではないかと模索します。
新たなFGDC拠点がプレイヤーのオンラインゲームプレイ体験を向上するものと調査で分かり、その他障害となりうる条件を満たしてはじめて、設置に取り掛かり、FGDC拠点の概念実証フェーズを開始します。
概念実証フェーズ
フェーズ3:
- プレイヤーがFGDCを使えるようになるには、準備時間が必要です。
- まずはFGDCを試用運転し、安定性、高パフォーマンス、信頼性を確認します。そのうえで正式に運用を開始します。
- このフェーズの開始時点では、FGDCの能力は十分に発揮されませんが、フェーズが終了する前には発揮されるようになります。
- この段階ではソーシャルメディアで情報が流れていたとしても、FGDCはまだ正式に稼働していません。
- 公式の発表はTwitterの@EAFIFADirectより行われます。
- 全ての性能検査が終了すると、次のフェーズである正式な開始に移ります。
前のフェーズでは、プレイヤーのネットワーク接続の品質に基づき、大体どれくらいのプレイヤーが接続してプレイすることになるかなど、新たなFGDC拠点候補に関する理論上のデータを収集しました。この情報により、この新たな拠点の改善を行うための意思決定が可能になります。
しかしこの情報からでは、このFGDCが実際に稼働した際の安定性、パフォーマンス、信頼性まではわかりません。それらを理解するには、実際にFGDCを設置し、プレイヤーにFGDCに接続してFIFAをオンラインでプレイしてもらわなければなりません。そうすればFGDCのパフォーマンスを監視することができ、正式にこの場所に追加するかどうかの最終的な判断を下すことができます。
ベンダー/パートナーと協力してハードウェアをしかるべき場所に配置し、新たなFGDC拠点とゲームの接続を確立・使用可能にする。これが概念実証フェーズです。
留意すべきは、このフェーズで遅延が発生する場合もあるということです。ベンダー、物理的位置、必要となるハードウェアの種類によって、実際に使用可能の状態に持っていくにはざっと数週間から数ヶ月掛かるからです。
すべての準備が整ったら、拠点の試用運転の開始に移行します。
この試用運転期間中は、一部のプレイヤーが新たなFGDCに接続してプレイすることになります。これにより私たちはFGDCを注意深く監視し、予想通りのパフォーマンスを発揮しているかどうかを確認します。しかしこれでもまだ完全に稼働できると見なすことはできません。
このフェーズの初めの期間ではFGDCの能力を制限することもあります。ここでの目標は、正式稼働する前に、新しいFGDCの拠点として相応しいか、その可能性を実証するためだからです。本フェーズの終了基準の一部には、予想されるプレイヤーのキャパシティに応えるため、FGDCの構築を全て完成することも含まれます。
安定性、パフォーマンス、または信頼性に関する問題が発生した場合、FGDCを無効化し、それらの問題解決に努めるか、あるいは計画を完全に再評価し、それ以上計画を進めないこともあり得ます。
前のフェーズでも述べた通り、このような状況にあっても、一部のプレイヤーは自分のネットワークデータに影響を与えるこれらの変更を見ることができるため、新しいFGDC拠点が利用可能になったかのように話す方もいるでしょう。繰り返しになりますが、 Twitterの@EAFIFADirectから正式な発表があるまで、FGDCは正式には稼働しておらず、すぐにはまたは永遠に稼働しない可能性もあります。加えて、この試用運転期間の長さは数週間から数ヶ月に至るまで、この初期の監視期間に発覚した問題次第で大きく変わることがあります。
試用運転期間に全てが順調に進めば、最後のフェーズに移行します。拠点の正式発表を行い、本格稼働のプロセスに入ります。
FGDC拠点の稼働開始
フェーズ4:
- @EAFIFADirectにて、FGDCについて正式に発表いたします。
- 新たなFGDCは本格稼働しており、他の全てのFGDC拠点と同様に扱われます。
新たなFGDC拠点追加の最終ステップに到達すると、稼働の旨を正式に発表いたします。前述のようにこの正式発表はTwitterで@EAFIFADirectを通じて行われますが、他の場所にも投稿する場合があります。
正式発表後はこのFGDC拠点が既存の拠点と同じように扱われ、安定性をはじめ、パフォーマンス、信頼性、キャパシティを継続的に監視・評価していきます。評価によっては既存のFGDCに今後変更が加わることもあり得ます。
以上が、新たにFGDC拠点を追加する際に踏む4つの高次プロセスとなります。どのフェーズも固有で、様々な時間設定、課題、条件が設けられていますが、より理解を深めていただけたのではないでしょうか。
もちろん、これらを実施する際は、何よりもまずプレイヤー皆様の体験向上を究極の目標として掲げています。それではここで話題を変えて、テキサスのダラスに追加した新しいFGDCについてと、それがもたらす影響について見ていきましょう。
新しいダラスのFGDCの影響
ダラスのFGDC拠点の正式稼働を2020年6月11日に発表しましたが、その追加プロセスはそれよりずっと前に始まっていました。この記事で解説したステップを踏み、その場所がFGDCの設置に適しているかどうか見極めていたからです。5月下旬に始まった試用運転フェーズでは、私たちはまずダラスのFGDCがもたらす影響について、プレイヤーから具体的なデータを集めることから始めました。
私たちの目標の1つを説明しながらこれらのデータを見ていきましょう。オンラインゲームプレイ時のレスポンスの向上が私たちのチームにとって重要な目標の1つです。ネットワークメトリクスに関する内部目標が数多く設定されており、それを達成するため日々取り組んでおります。重要なネットワークメトリクスの1つは、プレイヤーのpingの概念です。これはコンソールまたはPCとゲームデータセンター間で送受信されたゲームデータのパケットが、目的地に到達するまでどれくらいの時間が掛かったかを測定するものです。
個々のプレイヤーのpingに影響を与える要素はたくさんあります。パーソナルネットワーク設定、ISP、ハードウェアなどですが、そのうちの1つがプレイヤーとマッチプレイ中に使用しているFGDCの距離です。これは物理的距離に限らず、先ほども述べた通り、データがインターネットを介して辿るルートのことでもあります。
現在、私たちは出来るだけ多くのFIFAのオンラインマッチを平均50ms以下のpingでプレイ可能にするという内部目標の下に努力を重ねています。pingの値が高いほどレスポンスが高いというフィードバックもプレイヤーの皆様からいただいておりますので、これは一概に問題のないpingの値と問題のあるpingの値の間に線を引こうというものではありませんが、FIFAの世界規模のプレイ人口を鑑み、オンラインゲームプレイのレスポンスを高めるための努力としてより積極的にこの目標に取り組みたいと考えています。つまり、私たちが世界中の様々なプレイヤーコミュニティを評価する時、このpingの概念が成功をはかる指標の1つとなるのです。
その目標を踏まえた上で、ダラスにおけるFGDCの追加が目標の達成にどのように貢献したのか見てみましょう。
ダラスの物理的な位置を考慮すると、この追加によって良い影響を受けると予想される国は2つあります。それがアメリカとメキシコです。
アメリカから見ていきましょう。
まずは国レベルで50ms以下でプレイされているFIFAのオンラインマッチの割合を測定することで、ダラスのFGDC稼働後に約5~7%改善されていることを確認できると思います。
テキサス州単体で見てみると、改善はより顕著に見ることができます。50ms以下でプレイされているFIFAのオンラインマッチの割合は、ダラスにFGDCを追加する前だと50~60%でしたが、追加後は85~90%となりました。
つまり、アメリカに関しては、追加したことで論理的に喜ばしい結果を見せました。このFGDC拠点に物理的に近いプレイヤーは、マッチのプレイ中にpingの改善を確認しています。アメリカ国内のプレイヤー体験が今回のFGDC拠点の追加によって向上したことに、非常に嬉しく思います。
次はメキシコですが、今度は先ほどの話とは少し異なり、インターネットが物理的な位置から予想される通りには動かない場合が多いことを示す、わかりやすい事例となるでしょう。
ではメキシコを国レベルから見ていきましょう。ダラスにFGDCを追加する前は、50ms以下でプレイされているFIFAのオンラインマッチの割合は20%を下回っていました。しかしダラスのFGDCが稼働することによって、この割合はかなり上昇し、メキシコの多くの地域でおよそ45%になりました。
一見するとそれほど変な話ではない気もします。テキサス州のダラスはアメリカとメキシコの国境にとても近いため、メキシコシティにFGDCがあることを考慮しても、メキシコ北部のプレイヤーは国内よりもダラスのFGDCに接続した方が良い場合もあります。
しかし、新たに追加されたダラスのFGDCに接続してオンラインマッチをプレイしているプレイヤーの割合を分析したこちらのヒートマップを見てみると、面白いことがわかります。
メキシコ北部からダラスのFGDCに接続しているプレイヤーの割合がとても高い一方で、メキシコシティやその周辺地域の大多数のプレイヤーもまたダラスのFGDCに接続しているのです。メキシコシティにもFGDCがあるにもかかわらずです。
メキシコシティに注目すると、ダラスのFGDC拠点がそこに住むプレイヤーに与えた影響を見て取れます。具体的には50ms以下でプレイされるマッチの割合が飛躍的に上昇しました。
しかし、改めてヒートマップを見てみると、メキシコシティのFGDCが全プレイヤーにとってパフォーマンスが低いものではないという点にも注意が必要です。メキシコの多くの地域は依然としてダラスのFGDCではなくメキシコシティのFGDCに接続した方が最高の状態で接続できるのです。
そのため、ある都市に住んでいる人は、前述のインターネットのルート選択の問題から、自分が住む都市のFGDC拠点ではなく、別の国のFGDCに接続した方が回線速度が速くなるということがあるのです。
そしてこれが、FIFAプレイヤーのオンラインゲームプレイのレスポンスを向上するためにFGDCを使用する上での難しいポイントになります。インターネットに詳しくないと単純な話のようにも見えますが(実際単純な場合もありますが)、多くの場合はこのような現実と向き合うことになります。
インターネットをきちんと理解し、プレイヤーをきちんとサポートするFGDCを構築するのは、地図にたくさんの画鋲をさすよりも複雑なことなのです。意味のある改善をするには、適切なインフラストラクチャーの活用や信頼性の高いデータ分析、そして幾度もトライアンドエラーしてみることが重要になります。
ダラスのFGDCがプレイヤーに良い影響を与えたことは本当に嬉しく思います。データによると多くのプレイヤーがその恩恵を享受しているようですが、これは私たちが常に目指しているものでもあります。
今回の本記事が、FGDCを追加する上での私たちの取り組みと、簡単そうに見えて必ずしも簡単とは限らないその理由、そして簡単であってほしいという私たちの思いを知っていただければ幸いです。FGDCの追加は引き続き私たちが力を入れていく事柄であり、これからもかかわり続けていきます。前述した通り、稼働予定のFGDC拠点をはじめ、新しいピッチノート、その他FIFA開発チームからの情報などのアップデートは、Twitterの@EAFIFADirectでご確認ください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。ゲームに対する皆様の支援と情熱に感謝します。
Joel Doonan & FIFAチーム
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ゲームチームメンバーによる、FIFAの詳しい情報はピッチノートのページをご覧ください。
注意: この記事はPlayStation®4、Xbox One、PC版の「FIFA 20」について、開発チームが取り組んでいるアップデート全般について解説したものです。引き続き、皆さまのFUT体験の向上に努めてまいります。そのため、今後ゲームに調整を加えた場合、この記事の内容が当てはまらなくなる可能性があります。
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