EA SPORTS FC 25 | ゲームプレイの更新アップデート
2025年1月15日
皆さまからのフィードバックをもとに、シーズン中に最も大幅な見直しを行ったEA SPORTS FC 25のゲームプレイ更新アップデートが間もなくリリースされます。
ゲームプレイの更新アップデートに伴い、以下をご期待いただけます。
- パス、シュート、ゴールキーピング、ディフェンスといったコアゲームプレイシステムに関する主なアップデート。
- より攻撃的で流動的なゲームプレイにより、ボールをより簡単に回すことができます。
- タックルバックとAIのインターセプトを減少させました。
- ディフェンダーがドリブラーに追いつく頻度が高すぎる問題を修正しました。
- Football Ultimate TeamのRushクラブ検索をアップデートしました。
それでは、EA SPORTS FC 25の変更点を見ていきましょう。
ディフェンダーが素早くボールを運ぶ選手に簡単に追いついてしまう
ボールをコントロールするアタッカーが、ボールを持たないフルスプリント時よりも遅くなるのは当然ですが、素早くボールを運ぶ選手にディフェンダーが早く追いつきすぎてしまう場合があります。
そのため、TU #8では、ボールを運ぶ選手のペース能力がはるかに高いにもかかわらず、ボールを運ぶ選手が追いつかれてしまうという問題に対処します。
実際に、FC 25では遅いディフェンダーが速いアタッカーに追いつくのが難しくなります。この問題に対処することで、皆さまから寄せられた悩みが解消されるだけでなく、ピッチノートで詳しくお伝えするように、より滑らかで攻撃的なゲームプレイ体験をお楽しみいただけます。
TU #8以前に、ディフェンダーがどうのようにアタッカーに追いついたかを示します。
こちらは同じ状況をTU #8でプレイしたものであり、ディフェンダーが簡単にアタッカーに追いつかないのが分かります。
流れるような攻撃のポジショニングと、より良い攻撃のサポート
EA SPORTS FC 25では、攻撃と守備の効果のバランスに関するフィードバックを確認いたしました。そこで、攻撃側を効果的でより楽しめるように変更を行うことにしました。
- オフサイドラインを越えようとする際のチームメイトAIのアタッキングランの質を改善しました。
- チームメイトAIがライン近くで走るのをより上手く抑え、オンサイドに素早く戻ることができます。
- チームメイトAIによるアタッキングランとサポートランのインテリジェンスが向上しました。
- インサイドとアドバンスフォワードの有効性を改善しました。
- ピッチのより遠くまで移動できます。
- スペースに走り込んだり、ポジションに位置するタイミングをよりよく判断したりできます。
- オフェンスの選手は、走るのを止める代わりに、他のアタッカーの近くの攻撃スペースでプレイできるようになりました。
- 役割に精通する選手がサポートを迅速に行えるようになりました。
最後の点を明確にしておきますが、これはCDMのような選手が突然ストライカーになるという意味ではありません。つまり、すべての役割が、パスの受け取るためにフリーになったり、スペースに走り込んだりといったサポートタスクを簡単に実行できます。
全体的に、これらの変更はチームが攻撃時にアクティブになるように変更されています。より多くのオプションが用意されると同時に、攻撃がより流動的かつ組織的であるように感じやすくなります。
例えば、TU #8以前の状況では、攻撃中のAIのチームメイトは特に効果的な走りを行いませんでした。
こちらは、TU #8での同様の状況です。攻撃中の選手がより賢明な判断と走りを行い、得点につながる可能性を示しています。
タックルバック(タックル後にボールを失うシーン)の減少
タックルに成功しているのにタックルバック(相手選手がボールを取り戻すこと)が発生しているように感じられる場合があります。現実でも起こることなのでゲームの中でも起こり得ます。しかし、FC 25ではそれがかなり頻繁に発生し、不要なフラストレーションを引き起こしていました。
そのため、タックルバックの発生頻度を減らすために、次の2つの変更を行いました。
- プレイスタイル「予測」を持つディフェンダーは、その場でボールを止めると不利になる場合に、スペースのあるチームメイトの方向にボールが向かうようにタックルしやすくなりました。
- ディフェンダーがタックルする際のタッチの質を改善しました。
修正したタックルバックの例を次に示します。この映像はTU #8以前の映像です。アタッカーが最終的にどのようにボールを奪うかをご確認ください。
こちらは、TU #8後の同様の状況です。アタッカーが最終的にボールを奪っていない点に注目してください。
さらに、タックルバックにつながった可能性のある2つの問題にも取り組んでいます。
- ボールを運ぶ選手がタックルを受けた際に意図せず前方につまずき、誤ってボールを奪い返してしまう可能性がありました。
- タックルに成功した後にボールに向かって走る際、ディフェンダーがポゼッションを奪えずつまずいてしまう場合がありました。
引き続き、タックルバックに関する皆さまのフィードバックを参考にさせていただきます。
ニアポストシュートに関するゴールキーパーの改善
ニアポストシュートに対処する際のゴールキーパーをよりリアルなものにしたいと思っています。まずは以下の問題に取り組む必要があります:
- タイトな角度でシュートが打たれる状況で、ゴールキーパーが誤ってニアポストから離れることがありました。
TU #8以前のこの問題はこのようになっていました。
こちらはTU #8で問題を修正した状態で、ゴールキーパーが同じ状況でどのように反応するかを示しています。
さらに、ゴールキーパーがニアポストのシュートを効果的にカバーできるように、さらに全体的な挙動に変更を加えています。
- ゴールキーパーが少しだけニアポスト寄りにポジショニングするようになりました。
より速いパス、バランスの変更、問題の修正
FC 25で知的かつ素早いパスプレイを実現したいと考えています。そのため、以下の変更の組み合わせを導入します。
- 通常のグラウンダーパスのスピードがわずかに速くなります。
- フリーの選手へのショートグラウンダーパスの精度がわずかに向上しました。
- セミアシストスルーパスの効果が大幅に向上しました。
一部の変更は大したことがないように聞こえるかもしれませんが、他のパスの変更と組み合わせることで、選手がピッチ全体でボールをより簡単に動かせるようになっています。
また、皆さまのフィードバックや皆さまが求めるゲームプレイに基づいて、特定のパスの効果を調整します。
- 浮かせたダイレクトスルーパスの効果が大幅に低下しました。
- セミアシストスルーパスの効果が大幅に向上しました。
- ボールを競っている状況でのヘディングパスの精度が中程度低下しました。
しかし、パスに関してはこれだけではありません。以下の多数の問題にも対処しています:
- 低いパワーのグラウンダーパスが、意図したよりも遠くにいる選手に届くことがありました。
- 中程度のパワーのパスが、生成されるパワー量よりも、プレイヤーのエイム入力に依存しすぎている場合がありました。
- 入力が遅れた際に、ダイレクトのパスが意図したよりも反応が悪くなる問題に対処しました。
- パスの受け手が速く動きすぎると、フリーキックのパスが意図した受け手に向かわない場合がありました。
ペナルティエリア内でのシュートがより効果的に
TU #8では、プレイヤーに力強くなったシュートを実感してもらい、より多くのゴールを決める能力を与えたいと考えています。そこで、特にペナルティエリア内からの得点力を目的とした変更を行います。
- 通常のシュートと高精度シュートに関して、ペナルティエリア内からの精度とシュートスピードが向上しました。
- ペナルティエリア内での難易度の低い通常のシュートと高精度シュートの精度がわずかに向上しました。
2つ目のポイントを明確にしておきますが、「難易度の低い」シュートとは、シュートを打つ選手がプレッシャーを受けていない、プレイヤーの入力が正確かつタイミングが良い、現実と同じようにシュートがゴールに対して良い角度になっているなど、様々な要素で構成される状況を指します。
難易度の低いシュートは、現実の世界でもスキルの高い選手が行う可能性の高いシュートの種類だと考えてください。
現在はペナルティエリア内からの得点力の向上を広く目指していますが、高精度シュート関連にも全般的な調整を加えたいと考えています。これは、シュート能力が高いけれど高精度シュートのプレイスタイルを持たない選手と、このプレイスタイルやプレイスタイル+を持つ選手の間のギャップを減らしたかったからです。プレイスタイル「高精度シュート」の大幅な弱体化を私たちが計画していることに懸念があることは知っていましたが、以下は別のケースです:
- 高精度シュートや高精度シュート+のプレイスタイルを持たない選手による高精度シュートの精度への能力値の影響がわずかに上昇しました。
また、以下の問題を修正しました:
- 入力が遅れた際に、ダイレクトシュートが意図したよりも反応が悪くなる問題に対処しました。
守備のポジショニングと行動
また、ディフェンス面を変更することで、プレイヤーがAIのポジショニングに頼るのではなく、ディフェンスの行動を直接コントロールできるようにしています。
- 対戦Football Ultimate Teamとオンラインシーズンのルールセットマッチでは、AIディフェンダーがドリブラーをよりタイトにマークし、ペナルティエリアの端近くでシュートコースをカバーする可能性が低くなります。
- AI選手がインターセプトに成功する頻度がさらに減少しました。
同時に、守備面もないがしろにさせたくないと考えています。そのため、皆さまのフィードバックをもとに、以下の点に取り組みたいと考えています。
- ディフェンダーはコーナーキックを起点としたカウンターアタックに対してディフェンスを行う際、マンマークに重点を置くようになります。
- この変更の目的は、コーナーを起点としたカウンターに対して、より効果的な守備のポジショニングをもたらすことです。
- ウイングバランスの役割を持つRM/LM選手は、守備時に深く下がる可能性があります。
- チームがボールを失った時、フォルスバックがかなり長く中央に留まってしまう場合がありました。
- すぐにLB/RBのポジションに戻ろうとするようになりました。
Football Ultimate TeamのRushクラブ検索をアップデート
Rushチームを編成する際に、プレイヤーが適切な選手アイテムを簡単に検索でき、Rushポイントボーナスを狙いやすくなるようにしたいと考えています。
近い将来のサーバーリリース後、現在のRushポイントボーナス条件を選択するだけで選手アイテムを検索できます。例えば条件がDEF 75以上の場合は、それを選択すると該当する選手アイテムの検索結果が5つ表示されます。
条件を満たす選手アイテムが5名いない場合は、検索結果に上位の選手アイテムが表示されます。例えば、対象の選手アイテムを3名持っている場合、その選手3名は検索結果として表示され、さらに他の2名は上位の選手アイテムとなります。または、対象の選手アイテムがない場合は、上位の選手アイテム5名のみが表示されます。
もちろん、手動検索を行うことができますが、Rushチーム編成に入るとデフォルト検索で最初のRushポイントボーナスの条件にフォーカスされます。
ゲームプレイ更新アップデートに関するピッチノートをご確認いただき、ありがとうございました。今回のアップデートで新たに加わった全ての変更点を皆さまに体験していただきたいと思います。また、皆さまのフィードバックをお待ちしています。
- EA SPORTS FCチーム