「The Sims 4 Comfy Gamer Kit」で、lilsimsieと居心地の良い時間を過ごそう

長らくのシムズファン、ストリーマー、コンテンツクリエイターであるKayla “lilsimsie” Simsは、世界中のシムズファンに知られた存在です。青い郊外の建物で知られる、楽しいチャレンジストリーム（唯一無二のStanley Humphreyが登場）や心温まる慈善活動で知られるKayla “lilsimsie” Simsは、「The Sims」コミュニティに長きにわたって残る足跡を残しました。彼女が「The Sims」に夢中になったのは2008年、Wii向け「ぼくとシムのまち キングダム」をクリスマスプレゼントとして受け取ったときです。「『ぼくとシムのまち キングダム』は、正真正銘、私の人生を変えました」とKaylaは言います。

その後彼女は「ザ・シムズ3」を発見し、そこから歴史が始まりました。当初は建築が得意ではなかったものの、その後ゲームのお気に入り要素となり、「The Sims 4 Snowy Escape」や「The Sims 4 Growing Together」の拡張パックで区画を建築するまでになりました。

Kaylaと協力して「Comfy Gamer Kit」を作れることに、私たちはテンションが上がりました。このキットにはユニークで居心地の良さをテーマにしたアイテムが登場し、ゲーマーのシムが離れたくなくなるような、柔らかで温かい、リラックスできるゲーミングのセットアップを実現できます。Kaylaは小物が大好きなので、このキットには彼女がストリーミングをする象徴的な部屋を反映し、彼女の空間を描くために個人的なアイテムも取り入れました。今回はKaylaにインタビューをして、このキットのインスピレーションと実現までの道のりについて聞きました。

「THE SIMS」チーム：あなたと「The Sims」シリーズとの歴史について少し教えてください。

KAYLA：2008年のクリスマスに、祖父母が「ぼくとシムのまち キングダム」を買ってくれて、これが初めてプレイした「The Sims」のゲームです。他の長年のプレイヤーと比べると、「The Sims」に触れたのは少し遅いのですが、「ぼくとシムのまち キングダム」のプレイはまさに私の人生を変えました。このゲームを何時間もプレイして、その後「The Sims」に夢中になりました。最終的に「ザ・シムズ3」をプレイするようになりました。こんなゲームをプレイしたことはこれまで一度もありませんでした。レガシーチャレンジというアイディアが好きで、いつも新しいレガシーチャレンジをやっていました。何もないところから豪華な家と壮大な家系図を作るというアイディアが大好きだったのですが、シムにはどうしても死んでほしくなかったので、第1世代がシニアになるまでプレイして、その後またやり直していました。今ではプレイ方法は逆転しているから、面白いものですね。今でもレガシーチャレンジは好きですが、今は人生の長さを短くしてプレイしていて、シムが死ぬのは最早楽しんでいるレベルです… そのことをここで認めるのは気が引けますが。 

「THE SIMS」チーム：本キットのテーマに影響を与えた、個人的な体験やつながりはありますか？

KAYLA：間違いなく、「ぼくとシムのまち」がこのキットのカラーパターンに影響を与えていますね。パッケージ版のゲームとポスターがありますが、その他のアイテムでも、カラーパターンに「ぼくとシムのまち」へのちょっとしたオマージュがあります。ノートがついた新しいデスクオーガナイザーと、カレンダーがあって、カレンダーのページには「The Sims」のキャラクターを表す楽しい要素があります。私の子供時代の敵キャラ、T.O.B.O.R.も登場します。最初にコンセプトをプレゼンしたときは、実質的に「ぼくとシムのまち」へのオマージュをお願いしていて、「ぼくとシムのまち コージーコレクション」についてはまったく知りませんでした！新しい「ぼくとシムのまち」のゲームが発表される数ヶ月前から、舞台裏でこのキットについて取り組んでいたんですが、スタッフの皆がずっと私に隠していたなんて信じられません！ビデオコールでどうやって真面目な顔を保っていたのかわかりませんよ。 

このキットのカラーパターンを作るのはとても楽しくて、長年のファンにとっては「The Sims」へのオマージュがいくつもあります。ヴォイドクリッター、ベラ・ゴス、さらにはアラームクロックの死神まで。目覚ましのアラームとしてはなかなかのものでしょうね…

「THE SIMS」チーム：制作プロセスで一番楽しかったことは何ですか？

KAYLA：まさに一生に一度のチャンスでした。私は長い間このゲームの大ファンだったので、このようなプロジェクトで開発チームと協力できることは、本当に大きな意味があることでした。「The Sims」チームから、一緒にこのキットを作らないかと聞かれたときには泣きました。プロセスの間にもたくさんの時点で、泣きそうになることがありました。前に、今後のキットに入れてほしいアイテムについて、アイテムのアイディアをプレゼンする動画を作って、キットのアイディア出しごっこをしたことはありました。ですが本当にお願いされるとは予想すらしていませんでした。私は「ムードボード」を作るところから始めて、キットのいくつかのコンセプトについてアイディアをプレゼンしました。そこから一緒にお気に入りを選び、詳細について私が詳しく掘り下げました。チームにアイテムのアイディア、カラースキーム、それから組み込みたいと思った昔の「The Sims」ゲームへの参照を書いた長いリストを渡しました。これが「The Sims」シリーズ25周年記念の近くにリリースされることはわかっていたので、このキットでは、シリーズにオマージュを捧げて、シムズファンを称えたいと思いました。そのプロセスで良かった部分を選ぶのは難しいですね。どの面もとてもワクワクしましたから。始めたのはずっと前で、自分のアイディアが、頭の中にあるただの絵から、ゲーム内の実際のアイテムになるのを見るのは、とても素晴らしかったです。 

「THE SIMS」チーム：あなたにとって「cozy（居心地がいい）」とはどういう意味がありますか？このキットのアイテムで、あなたなりの「cozy」の定義をどのように伝えていますか？

KAYLA：私にとって理想的な「cozy」な日は、本当に楽しいゲーム（または本！）と一緒にぬくぬくして、キャンドルを灯して、快適に過ごすことです。このキットにはそういう要素が詰め込まれていて、シムにとって居心地がいい空間を作るツールとして使えます。照明とテクスチャに関して、空間を「cozy」にする要素についてたくさん考えました。新しいラグとクッションチェアのアイテムはソフトなタッチを作るのに役立ちますし、ゲーミングアイテムやサインのキャンドルとLEDライトは、部屋に柔らかな照明を作ってくれます。 

「THE SIMS」チーム：このキットでお気に入りのアイテムは？

KAYLA：お気に入りのアイテムは、「The Sims」ゲームが積み重なったものですね。長年のファンとして、過去作へのオマージュを含めることにはとてもワクワクしました。それにおそろいのポスターもあります！シムズファンの皆さんは、自分の本物の家をゲーム内で再現しようとしたことが、少なくとも一度はあると思います。それに私たちの多くは、「The Sims」パッケージ版ゲームのコレクションを持っているはずです。パッケージメディアを見る機会は少なくなりましたが、古いCDを見ると、懐かしさがこみ上げてきますね。「The Sims Medieval」と「ぼくとシムのまち キングダム」のカラーパターンには、特にワクワクしました。

「THE SIMS」チーム：あなた独自の現実世界にあるアイテムから影響を受けたものはありますか？

KAYLA：最初のプレゼンには私の現実世界の書斎の写真を入れて、その後私が持っている実際の家具の要素をたくさんゲーム内で再現することになりました。デスク、棚、LEDのサイン、コンピューターは、私が現実に持っているものをモデルにしています。

引き出しが2つついた昔ながらのデスクで、上にカウンターがあります。たくさんの人が同じものを持っていると思いますので、シムたちにも似たようなものを作りたいと思いました。それに昔は、ほとんど全員が定番のキューブ棚ユニットを持っているように思えましたので、これも取り入れました。ラグに取り入れたいと思った繊細なパターンの例として、自分のラグのクローズアップ写真をチームに送ったら、チームがインスピレーションを完璧に取り込んでくれました。 

コンピューターはお気に入りの1つです。「The Sims 4」の他のコンピューターと、かなり違いますよね。デスクマットや棚、マイク、追加モニターといった、より装飾的な仕上げが加えられています。「The Sims」にはマウスパッドが存在しないので、デスクマットを入れるのは重要でした！よりリアルに感じられる、楽しい仕上げだと思います。 

ですが、キットのすべてが私の書斎からインスピレーションを得ているわけではありません。小物の多くは私の夢の書斎にあってほしいような空想だと思います。他のシムズファンが描く夢の書斎にもフィットすると嬉しいです。  

「THE SIMS」チーム：グリルドチーズのブックエンドが気に入りました！キットの「居心地がいい」テーマに忠実にありつつユニークなアイテムをデザインするのに、どのようなアプローチを取りましたか？

KAYLA：このキットでは、軽やかで明るい色と「かわいい」装飾がメインです。大型アイテムには、シンプルなパターン、かわいいパステルカラー、明色の木目調をたくさん取り入れてキャンバスとし、おかしなグリルドチーズのブックエンドのような楽しい小物を置く余地を作りたいと考えました。 

「THE SIMS」チーム：自身の建築に生活感を生み出すのに、小物を追加するときのお気に入りの便利なヒントはありますか？

KAYLA：「The Sims 4」で乱雑な空間を作るのにお役立ちなのが、「bb.moveobjects on」のチートです！このキットでは、チートを使わないでも驚くくらいたくさんの小物を棚やデスクに配置できますが、どうしてもさらに追加したいならば、チートを使ってもっと配置できます。ヒントやコツについて投稿したチュートリアル動画をチェックしてみてください。

「THE SIMS」チーム：キットの開発で、あなたのコミュニティから受けた影響はありますか？

KAYLA：ストリーミングで、「The Sims」で見てみたいアイテムについてよく話しますし、Twitchのチャットでは皆が欲しいアイテムについて投稿してくれます。開いた本もその1つです！本に関する小物がもっとほしいと私が主張していたところ、チャットで誰かが開いた本がプロップとしてあるといいと言いました。同じ読書好きの中には、これを冒涜だと思う方もいるでしょうが、開いた本が空間を「ぐちゃぐちゃ」に見せて生活感を出すのが本当に好きなんです。 

このキットで作りたいアイテムについて考えたとき、他のプレイヤーがどのように使うか、自分たちの建築にどのように当てはめるかについて想像しました。私のお気に入りのキットは常に多機能なので、「ゲーマー」キットとしてデザインされていても、アイテムがシムの家で他の部分にも違和感なくフィットすることを狙っています。それから制作するカラーパターンも意識するようにして、多彩なオプションを用意しました。 

「THE SIMS」チーム：このキットでシムズファンには何をしてほしいですか？ このアイテムで、どんなストーリーが語られるところを想像しますか？

KAYLA：シムズファンの多くは、仕事と遊びの両方で、何時間もデスクの前で過ごしています。私たちの多くにとって、デスクのセットアップは、家の中でもお気に入りの空間です。ただのゲーム用セットアップだけではなく、私たちの多くがリモートワークの空間を作って、慎重に設営しています。デスクは、家の中でも散らかった「生活感のある」スペースですが、現在の「The Sims 4」では実現が難しいものです。このキットにあるデスクの乱雑さやゲーミングに関連したアイテムで、シムのためにリアルなデスク空間を作ったり、現実世界のスペースを再現したり、ゲーム内でさらにたくさんのストーリーを語れるようになると嬉しいです。フリーランスキャリアで、このアイテムを使ってもっといいホームオフィス空間を作ったり、ゲームに夢中なティーンエイジャーの寝室を飾り付けたりするのが待ちきれません。 

コントローラーや新しいコンピューターなど、ほとんどのアイテムは「ゲーマー」を焦点にしていますが、他のさまざまな空間にフィットするようなアイテムもたくさんあります。ラグにはニュートラルなカラーパターンがたくさんあって、いろいろな建築スタイルに適合すると思います。新しいポラロイドスタイルのカメラもあって、小物としても本当にかわいいですし、ちゃんと機能するのでシムが物理的な写真を撮ることもできます。このキットにはパステルカラーや面白いオマージュがたくさんありますが、どのアイテムにもいくつかニュートラルなカラーパターンを取り入れるようにして、より多くの空間で使えるようにしました。例えば、おバカな顔デザインがたくさんある植木鉢がありますが、プレーンな黒と白のカラーパターンもあります。 

「THE SIMS」チーム：このプロセスで学んだ大切な教訓は何ですか？

KAYLA：舞台裏を覗いて、「The Sims 4」のキットがどのように作られているか知るのは、本当に楽しかったです。「The Sims」のアイテムに関するちょっとした細部で、新しい理解を得ました。ゲーミングアイテムの多くが点灯するので、このキットではたくさんの空間照明を取り込みました。すごく小さなゲームコントローラーにも空間照明がついていて、ヘッドフォン、マウス、キーボード、新しいPCケースのアイテムもそうです。細かい部分ですが、現実世界のように、これらアイテムの照明は動きと共に変化します。それから、「The Sims」チームは「cozy」という言葉が大好きだということも知りました。

「THE SIMS」チーム：「ゲーマー」について、あなたの考えを教えてください。 シムズファンを「ゲーマー」として捉えたとき、このキットにどのような影響がありましたか？

KAYLA：私はずっと自分のことをゲーマーだと思ってきましたが、ほとんどリラックスできるゲームしかプレイしていません。残念ながら、幅広いゲーマーコミュニティでは、このようなゲームを見下す傾向があります。従来の「ゲーマー」ステレオタイプは、ゲームが好きなたくさんの人を置いてきぼりにしています。それに、平均的なシムズファンにも当てはまらないと思います。このキットは、シムズファンへのラブレターのようなものです。目標は、シムズファンがゲーミングセットアップや現実の空間をゲーム内で再現できるようにすることでした。

「The Sims 4 Comfy Gamer Kit」は、EA app™、Epic Games Store、Steam®、PlayStation®5、PlayStation®4、Xbox Series X|S、Xbox Oneで発売中です。